話の中で、「実家で猫を飼っていますよ」と聞いた経験はありませんか?
都心部だとなかなか、猫をマンションやアパートで飼うことが難しいですよね。
ペット可能なマンションがあったとしても、犬よりも猫の方が敷金が割高になったりします。
しかし、最近は、「猫付きマンション」や「猫と暮らせるマンション」などがちらほらと目につくようになりました。
そこで、都心部だけではなく、猫をマンションやアパートで飼う、飼いたい場合の注意点や方法について、詳しく解説いたします。
猫をマンションで飼う時に知っておくべき5つポイント
「うちには猫がいるから、マンションは無理だろうな」、「猫を飼いたいけどマンションは無理だろう」と思っていませんか?
マンションに引っ越そうと考えているのであれば、これだけは注意したいと思う点をお伝えします。
私が経験してきたことばかりですので、安心してご覧ください
1.ペット可能物件
これは言うまでもないかもしれませんが、ペット飼育可能の物件を探しましょう。
しかし、ペット可能物件で猫を飼うにはデメリットが多く見受けられ、以下があげられます。
- 敷金が通常よりも高い
- 築年数が古い場合がある
- 退去時に原状回復の別請求される場合がある
- ペット可能物件でも猫は不可の場合がある
ペット不可の物件でも、犬や猫を飼っている人がいらっしゃるのではないでしょうか。
「バレなければ大丈夫」という方がほとんどのようですが、これは止めたほうがいいです。
猫が柱や畳、フローリングなど、引っかいたりして傷がついてしまった場合には、50万以上費用負担する場合もあるそうです。
ですので、マンションで猫を飼いたい方は、費用面での覚悟が必要になりますね。
2.外に出さない
「ドアや扉を開けた隙に、さっと猫が飛び出してしまった」ということもよくありますよね。
猫は、基本的に好奇心旺盛なものです。
そんな、猫ですが、完全な室内飼いをおすすめいたします。
理由は以下があげられます。
- 転落事故
- 交通事故
- ベランダから隣の家に行ってしまって問題になる
- 猫同士のケンカによる怪我
- 白血病や猫エイズなどの伝染病や感染症
猫にとって、外の世界はとても危険が多く、とくに猫同士によるケンカによって、様々な病気や傷害が引き起こされます。
室内で飼うことによって、病気なども防げますし、事故にもあわずにすみます。
また、「猫は室内だけで飼うとストレスがかかる」なんて思われている方がいらっしゃいますが、そんなことはありません。
子猫の頃から室内で飼うことによって、自分の縄張りが家の中だと思い、外に出たがらない猫も多いと言われています。
メリットだらけですので、是非、実行してあげてください。
3.爪とぎ場所の確保
出典:どこでもツメとぎタワーS
猫の爪とぎは、生後5週齢の頃から見られる本能的な行動で、古くなった爪を取り除いたり、ストレスを感じた時に爪をといでストレス発散していると言われています。
爪をとぐ行動では、「柱がボロボロ」、「ソファーがボロボロ」、「畳やじゅうたんがボロボロ」なんて話をよく聞かれますよね。
必ず、爪をとぐ場所を確保してあげましょう。
そうすればボロボロになることを防げますし、ストレス発散できます。
また、ホームセンターなどで簡単な爪とぎの商品が売られていますが、猫によっては全く使わない場合があります。
猫にピッタリ合う爪とぎ商品を選んであげましょう。
4.トイレの設置場所
出典:デオトイレ
猫は、「砂の上(中)でトイレを済ます」という行動をとります。
理想のトイレの設置場所は、以下があげられます。
- 食卓から遠い場所
- なるべく風通しがいい場所
- 一人で行ける場所
- あまり人目が気にならない場所
マンションは、なかなか理想の場所は難しいかもしれません。
経験上、一番に考えるべき場所は、「私たちが食事をする場所からなるべく遠くに置くこと」ではないでしょうか。
また、皆さんも、ご存知だと思いますが、猫はキレイ好きなんです。
トイレの設置場所は問題ないとしても、トイレが汚いままですと、そのトイレとは違う場所でおしっこをしたりします。
毎日、確認をしてトイレを清潔にしてあげることが大切です。
さらに、排泄物から病気などの異常もわかる場合がありますので、注意してみましょう。
5.飲み水を切らさない
猫が、ごはんを食べている最中や終わった後で、水を飲んでいる光景を見たことはありますよね。
水の中を見ると「ご飯のカス」や、「自分の毛」なども入っていることが多いです。
こまめに水を入れ替え、新鮮な飲み水をあげるようにしましょう。
また、飲み水から、猫の異常がわかる場合があります。
猫は犬ほど水分を取らないと言われていますが、正常な猫が、一日に水を飲む量をご存知でしょうか?
体重1kgあたり50ml以下
ウェットフードを食べている猫は、中に水分が含まれていますので、正確な飲む量を計算するのは難しいですが、大体「体重×20ml」ぐらいが適正値になります。
したがって、水を飲む量が異常に多いなと感じた場合は、おしっこも多いはずですので、「甲状腺機能亢進症」、「糖尿病」、「腎臓病」などの病気が疑われるでしょう。
猫が飼えるマンションをご紹介
「これから猫をマンションで飼おう」という方は、不動産屋や不動産のポータルサイトでペット可能な物件を探しますよね。
ここでは、ペット可能な物件が簡単に探せるサイトをご紹介いたします。
他にもたくさんあるかと思いますが、是非、参考にしてください。
1.しっぽ不動産
出典:http://www.shippo-fudosan.com/
しっぽ不動産は、「NPO法人 東京キャットガーディアン」が運営している、ペット可能物件サイトです。
東京、神奈川、埼玉、千葉を中心として、猫だけではなく犬も可能な物件を紹介しています。
また、「猫付きマンション」や「猫付きシェアハウス」という、保護猫を入居者の方がボランティアとして一緒に生活してもらうというシステムの住居があります。
2.Pet アドパーク
ペットアドパークは、全国にある「ペット可の賃貸マンション」、「賃貸アパート」、「中古マンション」などペットの飼える賃貸や不動産情報が検索できるサイトです。
ペットと暮らす方のために配慮され作られた「ペット共生型マンション」やペットに優しい不動産会社もありますので、まずは、住みたい街を検索してみると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
都心部に集中してはいますが、ペット可能な物件も増えつつあります。
ペット不可だからといって諦めず、交渉してみるのも良いかもしれません。
安心して、安全に飼ってあげることが、あなたも猫も幸せなことではないでしょうか。