ふと気がつくと、愛猫が前足をグーパーさせながら「もみもみ」していることはありませんか?
毛布やクッション、人の膝の上で夢中になってふみふみしている姿はとてもかわいらしく、癒されるものです。
この「もみもみ」行動は、子猫時代の名残ともいわれていますが、すべての猫がするわけではなく、成猫になっても続ける猫もいれば、まったくしない猫もいます。
なぜ猫はもみもみをするのか?どんなときにするのか?もし突然しなくなったら何か問題があるのか?
今回は、猫のもみもみ行動の理由や心理、どんなシチュエーションでよく見られるのかを詳しく解説していきます。
猫がもみもみする行動とは?
猫が前足を交互に動かしながら、柔らかいものをもむような動作をすることを「もみもみ」または「ふみふみ」と呼びます。
この行動は、子猫時代の名残ともいわれ、大人になっても続ける猫も少なくありません。
「猫がもみもみするのは可愛いけど、なぜするの?」と思う飼い主も多いでしょう。
猫がもみもみする理由や、もみもみする対象による違い、ストレスとの関係について詳しく解説していきます。
猫がもみもみする理由
猫がもみもみする理由には、いくつかの説があります。
子猫時代の名残だけでなく、安心感や愛情表現、ストレス解消などの理由も考えられます。
ここでは、もみもみ行動が見られる主な理由について詳しく解説します。
母猫との関係からくる習性
猫がもみもみする理由の一つは、子猫時代の名残です。
猫が母猫の母乳を飲む際に、母乳の出を良くするために前足で押し揉む行動をします。
この習慣が成猫になっても続くことで、安心感を得るための行動として残っていると考えられます。
✅ 母猫と一緒にいた頃の行動
子猫は母乳を飲む際に、母猫のお腹をもみもみして乳腺を刺激します。
その行動が成猫になっても続き、安心感を得るために毛布や飼い主の体をもみもみすることがあります。
🔹 こんな猫はもみもみをよくする
- 早い時期に母猫から離れた猫
- 甘えん坊な性格の猫
- 飼い主とのスキンシップが多い猫
リラックスや安心感を得るため
猫が毛布やクッションをもみもみするのは、リラックス状態にある証拠です。
特にお気に入りの毛布や飼い主の膝の上でこの行動が見られる場合は、「ここは安心できる場所」と感じていると考えられます
🐱 こんな行動をしていたら、安心しているサイン
- もみもみは猫にとっての自己安心行動の一つです。
- 目を細めたり、ゴロゴロ喉を鳴らしている
- もみもみしながらウトウトしている
- 触ってもリラックスしたまま
💡 ポイント
飼い主の膝や体をもみもみする場合 → 甘えたい気持ちの表れ
柔らかいもの(毛布・ぬいぐるみ)をもみもみする場合 → 自己安心行動
縄張りを主張するための行動
猫の肉球にはフェロモン腺があり、もみもみすることで自分の匂いをつけて「ここは安心できる場所」と認識します。
もみもみ行動を通じて、自分の匂いをつけることで縄張りを主張したり、安心感を得たりしているのです。
✅ 縄張りを主張する行動
特に、多頭飼いの猫や縄張り意識が強い猫は、もみもみ行動を頻繁にすることがあります。
- 新しいベッドやクッションを与えたときにすぐにもみもみする
- よくいる場所(ソファ、布団など)でもみもみする
猫がもみもみする対象とその理由
猫がもみもみする対象によって、その心理が異なります。
また、同じ猫でも体調や気分によってもみもみする対象が変わることもあります。
以下の表にまとめました。
もみもみする対象 | 猫の心理 |
---|---|
飼い主の膝やお腹 | 甘えたい、安心感を得たい |
毛布・クッション | リラックスしている、寝る前の習慣 |
ぬいぐるみ | 寂しさを紛らわしている |
床やカーペット | 縄張りのマーキング、興奮状態 |
柔らかい布製品
特に毛布やクッション、ぬいぐるみなど、柔らかくて温かいものはもみもみしやすい対象となります。
これらのアイテムは子猫時代の母猫の体に似ているため、より安心感を与えると考えられます。
飼い主の体
飼い主の膝やお腹の上でリラックスしているときにも、もみもみ行動が見られます。
これは飼い主に対する愛情表現の一種であり、信頼関係が築かれている証拠です。
特定の寝床
猫が普段から使っているベッドやお気に入りの場所でも、もみもみ行動が見られます。
これは自分の匂いをつけてリラックスするための行動と考えられます。
もみもみしなくなる理由
「以前はもみもみしていたのに、最近しなくなった」というケースもあります。
以下のような理由が考えられます。
もみもみしなくなる理由 | 具体例 |
環境の変化 | 引っ越し、新しいペットの導入、家具の配置変更 |
成長とともにしなくなる | 子猫時代の行動が減り、大人の猫らしく落ち着いてきた |
ストレスの増加 | 騒がしい環境や不安な出来事(雷、大きな音など) |
成長による変化
子猫の頃は頻繁にもみもみをしていた猫でも、成長するにつれて徐々にしなくなることがあります。
これは、精神的に自立し、甘えの行動が減るためです。
ストレスや環境の変化
引っ越しや新しい家族が増えた場合など、ストレスが増えると、もみもみ行動をしなくなることがあります。
また、逆にストレスを感じたときに再びもみもみをするようになる場合もあります。
体調不良
病気や体調の変化によっても、もみもみをしなくなることがあります。
食欲不振や元気がない場合は、獣医師に相談することをおすすめします。
もみもみとストレスの関係
猫はストレスが溜まると「もみもみ」をすることがあります。
📝 ストレスと関連があるもみもみ行動
強いストレスがかかると、リラックス行動の「もみもみ」自体をしなくなることもあります。
- 長時間もみもみし続ける
- もみもみしながら布を噛む、舐める
- もみもみの回数が急に増える
💡 こんな時は注意!
- 布を食べてしまう(ウールサッキング) → 動物病院へ相談
- 急にもみもみしなくなった → ストレス環境を見直す
もみもみが異常行動になるケース
通常は可愛らしいもみもみ行動ですが、以下のような行動が見られる場合は注意が必要です。
異常なもみもみ行動 | 考えられる原因 |
---|---|
布をもみもみしながら食べてしまう | ウールサッキングの可能性(異食症)。好物のように布やタオルを食べてしまう場合は、獣医師に相談が必要。 |
極端に執着し、長時間続く | ストレス過多の可能性。何時間ももみもみを続ける場合は、環境や飼い主との関係を見直すべき。 |
急に頻繁にもみもみし始める | 発情期やホルモンの影響。去勢・避妊済みでもまれにホルモンの影響で行動が変わることがある。 |
まとめ
猫の「もみもみ」は、甘えや安心の表現としてよく見られる行動です。
特に柔らかい布や飼い主の上でリラックスしながら行うことが多く、幼少期の母猫への愛情表現の名残ともいわれています。
また、もみもみをしない猫もいるため、「うちの猫はしないけど大丈夫?」と心配する必要はありません。
もみもみが減ったり、急にしなくなった場合は、ストレスや体調不良の可能性もあるため、日頃の様子をよく観察することが大切です。
愛猫がもみもみしているときは、その気持ちを理解し、そっと見守ってあげると良いでしょう。
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