猫の病気

猫の体にできものを発見!考えられる原因と注意すべきサインとは?

2025年2月5日

猫 できもの

猫の体に小さなできものを見つけたとき、何かの病気なのか、それとも問題のないものなのか、不安になる飼い主も多いはず。

しこりの原因には、炎症や良性の腫瘍、場合によっては悪性腫瘍などさまざまな可能性が考えられます。

放っておいてもよいものと、すぐに病院で診てもらうべきものの違いを知ることが大切。

ここでは、猫のできものの種類や特徴、治療法、予防策について詳しく解説します。

愛猫の健康を守るために、早期発見と適切な対応を心がけましょう。

猫の体にできものができる原因とは?

猫の体に「しこり」や「できもの」を見つけると、飼い主としては不安になりますよね。

「これは病気?」「放っておいて大丈夫?」と気になる方も多いでしょう。

猫のできものには、良性のものから病気のサインとなるものまでさまざまな種類があります。

ここでは、考えられる原因について詳しく解説します。

炎症によるできもの(腫瘤)

猫の皮膚はデリケートで、傷や炎症が原因でしこりができることがあります。

炎症が関係するできものは、適切なケアで治ることが多いですが、放置すると悪化することもあるため注意が必要です。

膿瘍(のうよう) – 傷口から細菌が侵入し、膿がたまる
皮膚炎 – アレルギーやノミ・ダニによるかゆみで皮膚が腫れる
感染性腫瘤 – 細菌や真菌(カビ)の影響で皮膚が腫れる

特に、外に出る猫や多頭飼いの環境では、引っかき傷が感染して腫れやすいので注意が必要です。

過形成(細胞の増殖によるしこり)

過形成とは、細胞が通常よりも増殖することでできるできものです。

これは腫瘍とは異なり、基本的には良性ですが、見た目が腫瘍と似ているため獣医師の診断が必要になります。

皮脂腺腫 – 皮脂腺が増殖してできる小さなしこり
乳頭腫(いぼ) – ウイルス性のこともあり、経過観察が必要
毛包嚢腫(のうしゅ) – 皮膚の奥で毛穴が詰まってできる袋状のしこり

このようなできものは急に大きくなることは少なく、変化がなければ経過観察することもあります。

腫瘍(良性・悪性)

腫瘍は、細胞が異常に増殖してできるできものです。

良性腫瘍であれば大きくなることはあっても転移のリスクは低いですが、悪性腫瘍(がん)の場合は早期発見が重要です。

良性腫瘍

脂肪腫 – 皮膚の下にできる柔らかいしこり(肥満の猫に多い)
線維腫 – コラーゲン繊維が増殖してできるしこり

悪性腫瘍(がん)

肥満細胞腫 – 皮膚や内臓にできる可能性がある腫瘍
乳腺腫瘍 – メス猫に多く、悪性の場合は転移しやすい
扁平上皮癌 – 口の中や耳、鼻に発生しやすいがん

悪性腫瘍は進行が早いことがあるため、気になるしこりを見つけたら早めに動物病院で診てもらいましょう。

できものが見つかったら、すぐ病院に行くべき?

「愛猫の体にしこりがある…!」と気づいたとき、多くの飼い主さんは「放っておいても大丈夫なのか?」「すぐに病院に連れて行くべき?」と悩むはずです。

しこりの種類によっては緊急性が低い場合もありますが、なかには悪性腫瘍(がん)など、早期発見・早期治療が必要なケースもあります。

ここでは、病院へ行くべきしこりの特徴と、経過観察できるケースを詳しく解説します。

すぐに病院へ行くべきしこりの特徴

特徴 考えられる病気 緊急度
短期間で急激に大きくなっている 悪性腫瘍(がん)、膿瘍 ★★★(至急)
硬くて動かない 悪性腫瘍(扁平上皮癌、肥満細胞腫など) ★★★(至急)
痛がる・出血している 感染性のしこり、がんの可能性 ★★☆(要注意)
猫が頻繁に舐めたり、掻いたりする 皮膚炎、腫瘍の刺激 ★★☆(できるだけ早く)

📌 ポイント

「短期間で急激に大きくなるしこり」や「硬くて動かないしこり」は特に注意!
「猫が痛がる」「しこりが赤く腫れている」場合も早めに病院へ。

経過観察できるしこりの特徴

以下のようなしこりは、すぐに病院に行く必要はない場合もあります。

大きさが変わらず、触ると柔らかい(脂肪腫の可能性)
数週間経っても形状に変化がない
猫が痛がらず、普段通り元気

📌 ポイント

→ ただし、大きくなる・硬くなる・出血する場合は、すぐ病院へ!
発見した日付・大きさ・変化を記録すると、獣医師に相談しやすくなる。

猫のしこり・できものの治療法

猫のできものの治療法は、しこりの種類や進行具合によって異なります。

炎症や感染が原因なら抗生物質で治療できますが、腫瘍の場合は手術や化学療法が必要になることもあります。

獣医師と相談しながら、最適な治療法を選ぶことが大切です。

主な治療法と選択基準

治療法 適用されるケース 特徴
🏥 外科手術 大きなしこり・悪性腫瘍・良性でも増大傾向がある場合 しこりを完全に摘出できる。根治治療の第一選択肢。
💉 化学療法(抗がん剤) リンパ腫や転移の可能性があるがん がん細胞の増殖を抑える。副作用のリスクもある。
🔥 放射線治療 外科手術が困難な部位の腫瘍 局所的にがんを縮小。治療期間が長くなることも。
🛡 免疫療法 がんの進行を抑える補助治療 副作用が少なく、体への負担が軽い。費用が高め。

📌 ポイント

「外科手術」は良性・悪性を問わず、根治を目指す治療法
「化学療法」「放射線治療」は、がん細胞の進行を抑える治療
「免疫療法」は、がんの進行を抑える補助的な役割

獣医師と相談しながら、猫の負担が少なく、最も効果的な治療法を選択しましょう。

しこり・できものを予防するには?

猫のできものを100%防ぐことは難しいですが、日頃のケアを徹底することで、リスクを減らすことができます。

早期発見・早期治療が重要なので、定期的な健康チェックを心がけましょう!

自宅でできる予防策

触診チェックを習慣にする

しこりの早期発見には、飼い主によるスキンシップを兼ねた触診が最も効果的です。

猫は痛みを隠す習性があるため、異変があっても気づきにくいことが多く、定期的なチェックが重要になります。

🔹チェックのポイント

週に1回、リラックスしているときに体を優しく触る
首・脇・お腹・足の付け根など、しこりができやすい場所を重点的に確認
しこりが見つかったら、大きさ・硬さ・猫の反応(痛がるか)をチェック

📌 ワンポイントアドバイス

触ったときにしこりを見つけたら、スマホで写真を撮ったり、サイズを記録して経過を追うと獣医師への相談時に役立ちます!

食事と運動で健康維持

免疫力を高め、病気のリスクを減らすためには、食事と運動のバランスが重要です。

栄養バランスが偏ると、代謝が低下し、腫瘍ができるリスクが上がる可能性があります。

🔹健康維持のポイント

高品質なキャットフードを選び、必要な栄養素(タンパク質・ビタミン・ミネラル)を摂取
抗酸化作用のある栄養素(ビタミンE・C、オメガ3脂肪酸)を含む食事を意識
肥満は腫瘍のリスクを高めるため、適正体重を維持する
運動不足を防ぐため、1日10〜15分程度の遊び時間を確保

📌 ワンポイントアドバイス

食事の適量は、猫の年齢・体質・運動量に応じて調整を!体重の増減に注意しながら管理するとより効果的です。

定期健診を受ける

猫の病気は進行が遅いものもあれば、急激に悪化するものもあります。

定期的に健康診断を受けることで、病気の早期発見・早期治療が可能になります。

特に高齢の猫は腫瘍のリスクが高まるため、定期的な検査が重要です。

🔹健康診断のポイント

1歳以上の猫は年1回、シニア猫(7歳以上)は年2回の健康診断を推奨
健康診断では、血液検査・レントゲン・超音波検査などを行い、内部の異常もチェック
ワクチン接種やフィラリア予防も忘れずに!

📌 ワンポイントアドバイス

「まだ元気だから大丈夫」と思わず、定期的なチェックを習慣にしましょう。特に高齢猫は、しこりのリスクが高いため、半年に1回の診察が理想です!

まとめ

猫のできものは、炎症や細胞の増殖によるもの、良性や悪性の腫瘍など、さまざまな原因で発生します。

特に、短期間で大きくなったり、硬くて動かないしこりは注意が必要です。

日頃からスキンシップを兼ねて体を触り、しこりがないかチェックする習慣をつけると、異変に早く気づくことができます。

また、バランスの取れた食事や適度な運動を心がけ、定期健診を受けることで健康を維持しやすくなります。

しこりを見つけても、すぐに不安になる必要はありませんが、大きさや形が変わるようなら獣医師に相談を。

早めに対応することで、愛猫の健康を守ることができます。

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