皆さんは犬に寄生したダニを見たことがありますか?
犬をダニに寄生されたまま放置していると、貧血を起こしたり、ダニが媒介する病気への感染に繋がりますので、たかだダニと侮らないでください。
ダニは犬や猫そして私たち人間にも寄生する生き物で、その数は約2万種とされています。
この記事では、ご家庭で可能なダニの取り方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
犬についたダニの取り方メリットとデメリット
主に家庭で出来るダニの取り方は、「ピンセット」と「酢 / アルコール」の2種類があります。
ここではそれぞれの、メリットとデメリットを説明します。
メリット | デメリット | |
ピンセット | ・手軽にダニを取れる | ・取るのが難しい ・完全に取れたかの判断が難しい |
酢・アルコール | ・効果が期待できる ・安全 |
・ダニが弱る時間が分からない ・匂いが気になる |
ダニの取り方に不安があり、ご自身でのダニを取るのが難しいと感じた際には、迷わずお近くの動物病院で除去を依頼してください。
犬についたダニの取り方をご紹介
犬からダニを取る際は、素手で触らないようにしましょう。
マダニが媒介する感染力の高い野兎病は皮膚の小さな傷からも感染します。
ご家庭で犬のダニを取る際は、少し厚い手袋をはめてから行うようにしましょう。
ダニを取っても、すでに犬の体内に病原体が入り込んでいる可能性があります。
ダニの取り方に不安があり、ご自身でのダニを取るのが難しいと感じた際には、迷わずお近くの動物病院で除去を依頼してください。
犬ダニの取り方 |
ピンセット |
酢 / アルコール |
ピンセット
STEP.1
先端が広めの毛抜きを用意します。(専用のピンセットもあります。)
STEP.2
ダニの口根元部分をつかみます。
STEP.3
軽く左右にひねり、引き抜きます。
STEP.4
取ったダニは、潰さずにビニール袋などに入れて殺虫剤や熱湯で確実にやっつけましょう。
STEP.5
最後に、患部に消毒液をぬっておきます。
ピンセット使用時の注意
- 潰してしまうとダニの体の中にある卵が飛び散り、炎症やアレルギーの原因となってしまいます。
- きちんと取れているか、再度、確認しましょう。
- 使用したピンセットを消毒しましょう。
- ダニの取り方に不安があり、ご自身でのダニを取るのが難しいと感じた際には、迷わずお近くの動物病院で除去を依頼してください。
酢 / アルコール
STEP.1
家庭にある「酢」または「アルコール」を用意します。
STEP.2
化粧品などに使う「コットン」や「ティッシュ」にたっぷりと「酢」または「アルコール」をしみこませます。
STEP.3
ダニを弱らせるため、ダニを囲むように、STEP2の「コットン」や「ティッシュ」を配置します。
※ここでダニを殺してしまうと、頭部が抜けなくなってしまいますので、ダニの周辺を囲み弱らせるようにしてください。
STEP.4
そのまま数分放置すると、弱ったダニが自然と離れます。
※約30分程度かかる場合もあります。
STEP.5
STEP4で弱ったダニを、潰さずに「ピンセット」や「ガムテープ」等で取除去し、ビニール袋などに入れて、殺虫剤や熱湯で確実にやっつけましょう。
酢 / アルコール使用時の注意
- 眼の回りに寄生していることが多いので、「酢」や「アルコール」等が眼に入らないよう気を付けてください。
- コットンやティッシュはダニにかぶせないでください。窒息させてしまうと感染症の原因物質が体内に入り込む可能性があります。
- 耳にいるダニの場合は、綿棒を使用してください。
- ダニに刺される可能性があるめ、弱っていても素手でつかまないようにしましょう。
- 潰してしまうとダニの体の中にある卵が飛び散り、炎症やアレルギーの原因となってしまいます。
- ダニの取り方に不安があり、ご自身でのダニを取るのが難しいと感じた際には、迷わずお近くの動物病院で除去を依頼してください。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
ダニはさまざまな場所に存在し、犬や猫、そして飼い主さんにも寄生します。
寄生される確率を低くする方法としては、散歩に出かけた際は、なるべく草むらに入らないようにすることが大事です。
また、合わせて帰宅後に、犬の毛をかき分けてダニに寄生されているかどうかの確認をしましょう。
犬に寄生しているダニを見つけた際は、焦らずに対処するようにしてください。
ダニの取り方に不安があり、ご自身でのダニを取るのが難しいと感じた際には、迷わずお近くの動物病院で除去を依頼してください。