はじめまして、この記事にインターネット検索から訪れた方は、アメリカンショートヘアをこれから飼おうか悩まれていて、複数のページを閲覧されたのではないでしょうか?
この記事では、「アメリカンショートヘアとは」「基本データ」「飼い方」「かかりやすい病気やケガ」をご紹介しています。
既に知っている情報もあるかもしれませんが、この記事が、アメリカンショートヘアを飼われようとされている皆さまの参考になりましたら幸いです。
アメリカンショートヘアとは
歴史
アメリカンショートヘアの歴史は、1620年、イギリス国教会の弾圧を受けた清教徒(ピューリタン)が、メイフラワー号でイギリス南西部プリマスから、アメリカのマサチューセッツ州プリマスに渡ったとき、船に乗っていた猫が起源とされています。
当時は、飼い猫ではなく「ねずみ」や「へび」の退治役として大活躍していたそうです。
1906年、CFA(The Cat Fanciers' Association, Inc.)にドメスティック・ショート・ヘアーとして公認されました。
その後、ペルシャとの交配が進み、洗練された品種へと変化していきました。
結果、改名運動が起こり、1966年にアメリカンショートヘアに改名され、現在の人気に至ります。
基本データ
表記 / 原産国 / 名前の由来
説明 | |
日本語表記 | アメリカンショートヘア |
英語表記 | American Shorthair |
原産国 | アメリカ |
名前の由来 | アメリカで繁殖した短毛種の猫であるため |
体重 / 平均寿命
性別 | 雄(オス) | 雌(メス) |
体重 | 約4.0kg ~ 約6.5kg | 約3.0kg ~ 約5.5kg |
平均寿命 | 10~13歳 |
体型 / 性格 / 運動量
説明 | |
体型 | セミコビー(四肢・胴・尾がやや長め) |
性格 | 人懐っこい、穏やか、知的、陽気、冒険好き |
運動量 | やや多め |
眼の色 / 毛種 / 毛色
説明 | |
眼の色 | すべての色 |
毛種 | 短毛 |
毛色 | シルバークラシックタビー、クラシックタビー、ブラック、 シェーデッド、ホワイト、など70色以上 |
飼い方の注意点 / お手入れの仕方
飼い方の注意点
アメリカンショートヘアは、体質的に少し太りやすい傾向がありますので、食事の量と運動量のバランスに注意してください。
また、先祖から受け継いだ習性のためか、他の猫と比べると抱っこされることを少し苦手としています。
お手入れの仕方
アメリカンショートヘアは短毛種の猫なので、長毛種の猫と比べると抜け毛が少なく、お手入れしやすい猫種です。
ブラッシングは1日1回程度、シャンプーは2週間~1ヶ月に1回程度行うと良いでしょう。
かかりやすい病気やケガ
流涙症
流涙症(りゅうるいしょう)は、角膜炎や異物等が結膜や角膜を刺激するによって引き起こされる病気です。
涙目とも言われ、涙があふれ出てきます。
熱中症
熱中症(ねっちゅうしょう)は、体内にたまった熱を外に逃がすことができなくなり、全身の機能が不全に陥った状態の事です。
夏場の室内飼いの猫に見られる症状です。
詳しくは、「猫の熱中症!症状と治療方法!」をお読みください。
糖尿病
糖尿病(とうにょうびょう)は、膵臓から分泌されるインスリンの異常によって引き起こされる病気です。
「水をたくさん飲む」、「尿が多い」そのような症状が見られたら注意が必要です。
眼瞼内反症
眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)は、まぶたが内側(眼球)の方に向いてしまう病気です。
放っておくと、結膜炎や角膜炎を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。
急性腎不全
急性腎不全(きゅうせいじんふぜん)は、急激に腎臓が機能低下してしまう病気です。
尿毒症や脱水症状といった症状が現れる前に、早急な治療が必要になります。
肥大性心筋症
肥大性心筋症(ひだいせいしんきんしょう)は、心臓病の一つで、心臓の筋肉がどんどん厚くなっていく病気です。
この病気により、十分な血液を排出することが出来なくなるため、全身の臓器(心臓、肝臓、腸、筋肉など)が弱まってしまいますので、注意が必要です。
泌尿器症候群
泌尿器症候群(ひにょうきしょうこうぐん)は、「尿が出にくい」「尿に血液が混じる」「尿の回数が多い」などの状態を言います。
オス猫に多い病気のひとつです。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、皮脂腺から分泌される皮脂が多すぎたり、臭いがきつくなったり、皮膚に炎症を引き起こす病気です。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
アメリカンショートヘアは、「人懐っこく」「冒険好き」な猫なので愛嬌があり、とても人気がある猫です。
この記事が猫選びのご参考になりましたら幸いです。