はじめまして、この記事にインターネット検索から訪れた方は、エキゾチックショートヘアをこれから飼おうか悩まれていて、複数のページを閲覧されたのではないでしょうか?
この記事では、「エキゾチックショートヘアとは」「基本データ」「飼い方」「かかりやすい病気やケガ」をご紹介しています。
既に知っている情報もあるかもしれませんが、この記事が、エキゾチックショートヘアを飼われようとされている皆さまの参考になりましたら幸いです。
エキゾチックショートヘアとは
歴史
エキゾチックショートヘアは、誕生したのが1950年代と、まだまだ歴史が新しい猫種です。
ペルシャにアメリカンショートヘアを交配させ、手間のかからない短毛種を作り出そうとブリーダー達は試みていました。
そこで生まれた短毛の子猫に興味を持った、一人のアメリカ人ブリーダーは、新しい猫種として団体に登録するよう奮闘しました。
そのかいあって、1966年、CFA(The Cat Fanciers' Association, Inc.)に公認されます。
当初は、シルバーの毛色にちなんで「スターリング」という名前で登録されましたが、のちに他の毛色も生まれたことから、エキゾチックショートヘアという名前に変更されたと言います。
まだ新しい品種の為、長毛種のエキゾチックショートヘアが生まれることがあります。
長毛のエキゾチックショートヘアは、TICA(The International Cat Association Asia Region)ではペルシャと見なされ、CFA(The Cat Fanciers' Association, Inc.)では非公認。
また、エキゾチックロングヘアとして、他の団体では登録されるなど、まだまだ確立されていない状況が続いています。
基本データ
表記 / 原産国 / 名前の由来
説明 | |
日本語表記 | エキゾチックショートヘア |
英語表記 | Exotic Shorthair |
原産国 | アメリカ |
名前の由来 | 不明 |
体重 / 平均寿命
性別 | 雄(オス) | 雌(メス) |
体重 | 約4.5kg ~ 約7.0kg | 約3.0kg ~ 約6.0kg |
平均寿命 | 10~13歳 |
体型 / 性格 / 運動量
説明 | |
体型 | コビー(胴が短く、がっしり型) |
性格 | おとなしい、好奇心旺盛、甘えん坊 |
運動量 | 少なめ |
眼の色 / 毛種 / 毛色
説明 | |
眼の色 | すべての色 |
毛種 | 短毛 |
毛色 | ホワイト、ブラック、クラシックタビーなどすべての色 |
飼い方の注意点 / お手入れの仕方
飼い方の注意点
エキゾチックショートヘアは、運動量が少なく、のんびりと毎日を寝て過ごします。
激しい運動を好みませんので、食事量に注意しないと肥満になりやすい猫種なので注意が必要です。
穏やかでおとなしい猫なので、めったに鳴かず、マンションや集合住宅でも飼いやすい猫と言えますが、エキゾチックショートヘアは、とても甘えん坊な猫ですので、しっかりと遊んであげないと、ストレスが溜まってしまいますので注意してください。
エキゾチックショートヘアは、目と鼻の距離が近く鼻が短いため、涙目や鼻づまりになりやすい猫種です。
普段の生活で、目やにを取ってあげたり、眼の周りなどを定期的に拭いてあげると良いでしょう。
お手入れの仕方
エキゾチックショートヘアは、短毛種の猫で、細く柔らかい毛質なので、ムダ毛を取り除いてあげる必要があります。
ブラッシングは1日2回程度、シャンプーは2週間に1回程度行うと良いでしょう。
かかりやすい病気やケガ
多発性嚢胞腎
多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)は、ゆっくりと症状が進行する遺伝性の腎臓の病気です。
この病気は、腎不全を引き起こし、一度発症すると治らないとも言われています。
肥大型心筋症
肥大型心筋症(ひだいせいしんきんしょう)は、心臓病の一つで、心臓の筋肉がどんどん厚くなっていく病気です。
この病気により、十分な血液を排出することが出来なくなるため、全身の臓器(心臓、肝臓、腸、筋肉など)が弱まってしまいますので、注意が必要です。
流涙症
流涙症(りゅうるいしょう)は、「涙があふれて止まらない」、「常に涙があふれる」など一般的に涙目とも呼ばれている病気です。
先天的な場合が多いですが、ゴミが目に入る、結膜炎や角膜炎などが原因で発症することがありますので、注意が必要です。
白内障
白内障(はくないしょう)は、瞳が傷ついて白く濁り、視力が低下する病気です。
主に猫同士のけんかや、異物が眼に刺さる、何らかの事故によって発症することがほとんどです。
詳しくは、「猫の白内障!症状と治療方法」をお読みください。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
エキゾチックショートヘアは、とても温厚な性格と、愛らしい外見が特徴的な猫なので、初めて飼う猫におすすめです。
この記事が猫選びのご参考になりましたら幸いです。