はじめまして、この記事にインターネット検索から訪れた方は、シャルトリューをこれから飼おうか悩まれていて、複数のページを閲覧されたのではないでしょうか?
この記事では、「シャルトリューとは」「基本データ」「飼い方」「かかりやすい病気やケガ」をご紹介しています。
既に知っている情報もあるかもしれませんが、この記事が、シャルトリューを飼われようとされている皆さまの参考になりましたら幸いです。
シャルトリューとは
歴史
シャルトリューの起源は未だ明確になってはいませんが、1550年代のフランス文学作品に「灰色の被毛と銅色の目を持つ猫」として登場したり、1880年代に残された記述では、フランスを代表する猫と明記されているそうです。
順調に時を重ねてきましたが、数多くの猫種と同じく、第二次世界大戦の影響で、一時的に絶滅の危機に陥ります。
その後、フランスのブルターニュに住む、レジェ姉妹が生き残ったシャルトリューを保護し、繁殖に努めたことで種としての存続を続けます。
1960年代後半、シャルトリューは、アメリカに渡り世界に名が知れ渡ることとなり1987年、CFA(The Cat Fanciers' Association, Inc.)に公認されます。
現代では、フランスの宝と称され、元フランス大統領を含む数多くの著名人に愛される猫として、シャルトリューは人気の猫となっています。
基本データ
表記 / 原産国 / 名前の由来
説明 | |
日本語表記 | シャルトリュー |
英語表記 | Chartreux |
原産国 | フランス |
名前の由来 | ・シャルトリューズというリキュールから ・シャルトリュー派の修道院から |
体重 / 平均寿命
性別 | 雄(オス) | 雌(メス) |
体重 | 約4.5kg ~ 約6.5kg | 約3.0kg ~ 約4.0kg |
平均寿命 | 12~15歳 |
体型 / 性格 / 運動量
説明 | |
体型 | セミコビー (四肢・胴・尾がやや長め) |
性格 | 利口、我慢強い、人なつっこい、 |
運動量 | やや多め |
眼の色 / 毛種 / 毛色
説明 | |
眼の色 | ゴールド、オレンジ、カッパー |
毛種 | 短毛 |
毛色 | ブルー |
飼い方の注意点 / お手入れの仕方
飼い方の注意点
シャルトリューは、運動量が多い猫ですので、走り回れる環境や、キャットタワーなどで運動不足にならないようにしてあげることが大切です。
また、肥満体質な猫ですので、食事と運動量に注意し、栄養バランスの取れた食事を与えるようにしましょう。
シャルトリューは、頭が良い猫なので、大きな声で鳴くことも少なく、マンションや集合住宅でも飼いやすい猫です。
お手入れの仕方
シャルトリューは、短毛種の猫なので、長毛種の猫と比べると抜け毛が少なく、お手入れしやすい猫です。
1日1回程度、ブラッシングを行い、シャンプーは、月に1回程度行うと良いでしょう。
かかりやすい病気やケガ
多発性嚢胞腎
多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)は、ゆっくりと症状が進行する遺伝性の腎臓の病気です。
この病気は、腎不全を引き起こし、一度発症すると治らないとも言われています。
皮膚疾患
皮膚疾患(ひふしっかん)は、さまざまな種類がある皮膚の病気です。 「じんましん」「皮膚炎」「湿疹」などの症状が見られます。
要因はさまざまですが、アレルギーやノミ・ダニが原因であると言われています。
尿結石
尿結石(にょうけっせき)は、腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結晶や結石ができる病気です。
猫下部尿路疾患(FLUTD)の代表的な病気の一つですが、結石は砂粒くらいの小さなものから、数cmの固まりまで出来ることがありますので注意が必要です。
詳しくは、「猫下部尿路疾患!症状と治療方法!」をお読みください。
熱中症
熱中症(ねっちゅうしょう)は、体内にたまった熱を外に逃がすことができなくなり、全身の機能が不全に陥った状態の事を言います。
猫は発汗によって体温調節をすることが出来ないので、注意が必要です。
詳しくは、「猫の熱中症!症状と治療方法!」をお読みください。
まとめ
最後までお読みになっていただき、ありがとうございました。
シャルトリューは、コラットやロシアンブルーと並んで、「ブルー御三家」と呼ばれています。
その中で、シャルトリューは、少しぽっちゃりした体型と、「微笑み猫」と言われる愛らしい口元が特長的な猫です。
この記事が猫選びのご参考になりましたら幸いです。