はじめまして、この記事にインターネット検索から訪れた方は、ペルシャをこれから飼おうか悩まれていて、複数のページを閲覧されたのではないでしょうか?
この記事では、「ペルシャとは」「基本データ」「飼い方」「かかりやすい病気やケガ」をご紹介しています。
既に知っている情報もあるかもしれませんが、この記事が、ペルシャを飼われようとされている皆さまの参考になりましたら幸いです。
ペルシャとは
歴史
ペルシャの起源に関する説は、諸説ありますが、いずれの説が真実かは、はっきりしていません。
この記事では、ペルシャの起源とされる説を3つ記載します。
起源がミステリアスな点も、猫の王様と言われるペルシャの魅力に華を添えているのではないでしょうか。
- トルコからイタリアに渡ってきた猫
- イランからアフガニスタン辺りに生息していた土着の猫との交配
- ペルシャ土着の猫とターキッシュアンゴラの交配
1871年にイギリスで開催された世界初のキャットショーでは、多くのペルシャが出場したそうです。
その後、イギリスからアメリカへと渡ったペルシャは、ブリーダーの注目を集めることとなり、品種改良が重ねられ現在の人気に至ります。
基本データ
表記 / 原産国 / 名前の由来
説明 | |
日本語表記 | ペルシャ |
英語表記 | Persian |
原産国 | イギリス |
名前の由来 | ペルシャ(現イラン)の、 長毛種が起源とされているとした説から |
体重 / 平均寿命
性別 | 雄(オス) | 雌(メス) |
体重 | 約3.5kg ~ 約6.5kg | 約3.0kg ~ 約5.0kg |
平均寿命 | 16~18歳 |
体型 / 性格 / 運動量
説明 | |
体型 | コビー(胴が短く、がっしり型) |
性格 | 穏やか、のんびり、人なつっこい、マイペース |
運動量 | 少なめ |
眼の色 / 毛種 / 毛色
説明 | |
眼の色 | サファイヤブルー以外 |
毛種 | 長毛 |
毛色 | ホワイト、ブラック、レッドタビーなど30種類以上 |
飼い方の注意点 / お手入れの仕方
飼い方の注意点
ペルシャは、2年ほどで成猫になり、のんびりと毎日を寝て過ごします。
穏やかで物静かな猫で、めったに鳴かず、マンションや集合住宅でも飼いやすい猫と言えます。
ペルシャは、激しい運動を好みませんので、食事量に注意しないと肥満になりやすい猫種なので注意が必要です。
また、夏の暑さにはかなり弱い猫ですので、室温の管理にも十分な注意が必要です。
お手入れの仕方
ペルシャは長毛種の猫で、抜け毛も多く、毎日のブラッシングは欠かせません。
ブラッシングは1日2回程度、シャンプーは1ヶ月に2回程度行うと良いでしょう。
かかりやすい病気やケガ
多発性嚢胞腎
多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)は、ゆっくりと症状が進行する遺伝性の腎臓の病気です。
この病気は、腎不全を引き起こし、一度発症すると治らないとも言われています。
口内炎
口内炎(こうないえん)は、口の中の粘膜に炎症が起こり、その部分が赤く腫れて、ただれや潰瘍を生じたりしている状態のことです。
食事の際に痛みを伴うため、症状が酷いと空腹でも食事を拒むほど食欲が無くなります。
詳しくは、「猫の口内炎!症状と治療方法!」をお読みください。
肥大型心筋症
肥大型心筋症(ひだいせいしんきんしょう)は、心臓病の一つで、心臓の筋肉がどんどん厚くなっていく病気です。
この病気により、十分な血液を排出することが出来なくなるため、全身の臓器(心臓、肝臓、腸、筋肉など)が弱まってしまいますので、注意が必要です。
流涙症
流涙症(りゅうるいしょう)は、「涙があふれて止まらない」「常に涙があふれる」など一般的に涙目とも呼ばれている病気です。
先天的な場合が多いですが、ゴミが目に入る、結膜炎や角膜炎などが原因で発症することがありますので、注意が必要です。
毛球病
毛球病(もうきゅうびょう)は、毛づくろいでなめて飲み込んだ毛が、胃や腸などの消化管に溜まり発症する病気です。
長毛種の猫に多く見受けられ、食欲低下や便秘などの症状が現れます。
熱中症
熱中症(ねっちゅうしょう)は、体内にたまった熱を外に逃がすことができなくなり、全身の機能が不全に陥った状態の事を言います。
猫は発汗によって体温調節をすることが出来ないので、注意が必要です。
詳しくは、「猫の熱中症!症状と治療方法!」をお読みください。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
ペルシャは、ゴージャスな被毛と穏やかな性格が特徴の猫です。
また、寿命が長い猫種なので、長く良きパートナーとして寄り添ってくれることでしょう。
この記事が猫選びのご参考になりましたら幸いです。