猫の病気

【毎日トイレチェック!】猫下部尿路疾患の原因や症状

2016年4月25日

猫下部尿路疾患

飼っている猫が、「頻繁にトイレに行くけど、尿が出ない」「尿の色が血の混ざったようなピンク色になっている」「排尿(おしっこ)をするたびに鳴く」こんな症状を見かけることが多くなってきてませんか。

もしかしたらその症状、猫下部尿路疾患かもしれません。

猫下部尿路疾患は、放っておくと「急性腎不全」を起こし、「尿毒症」を引き起こすおそれがあります。

この記事では、初めて知る飼い主さんも多い「猫下部尿路疾患」について、症状や治療方法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

猫下部尿路疾患とは

猫下部尿路疾患は「FLUTD(Feline lower urinary tract disease.)」とも言われ、膀胱から尿道に起こる、いろいろな原因と症状を含む病気の総称です。

猫下部尿路疾患の原因は、主に以下とされています。

  • 水分不足
  • 運動不足
  • 細菌感染
  • 肥満
  • 季節の変化
  • 消化が悪い食事
  • 強いストレス

猫はきれい好きなので、トイレが汚れていると排尿を我慢する傾向があります。
そのため尿路系の病気を患いやすいとされています。

猫下部尿路疾患の予防には、「水分補給」「適度な運動」と「猫のトイレをキレイに保つ」ことが大切です。

下部尿路疾患になりやすい猫種

猫下部尿路疾患になりやすい猫種は、以下があげられます。

猫下部尿路疾患の症状

猫下部尿路疾患の症状は、主に以下が多いとされています。

  • 頻繁にトイレに行く
  • いつものトイレ以外の所で排尿(おしっこ)をする
  • 排尿(おしっこ)に血が混じっている
  • 排尿(おしっこ)をしている時に痛そうに鳴いている
  • 排尿(おしっこ)が出ない
  • 食欲がない
  • 落ち着きがない

この中の、症状に複数当てはまったら、一度お近くの動物病院に連れて行って診察してもらいましょう。

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猫下部尿路疾患の治療方法

猫下部尿路疾患の治療は、カテーテルを用いて尿道の閉塞を解除し、膀胱内を洗浄します。

膀胱内に尿結石がある場合は、外科手術で結石を摘出する必要があります。
その手術費用は、約10万円前後とされています。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。

猫下部尿路疾患になった猫は、トイレのたびに、とても痛く辛い思いをします。

飼い主さんの中で、実際に結石が出来て辛い思いをされた方は、その辛さがおわかりになることでしょう。

猫に同じ思いをさせないためにも、毎日のトイレチェックで、猫下部尿路疾患の早期発見と早期の治療をしてあげましょう。

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