はじめまして、この記事にインターネット検索から訪れた方は、ブリティッシュショートヘアをこれから飼おうか悩まれていて、複数のページを閲覧されたのではないでしょうか?
この記事では、「ブリティッシュショートヘアとは」「基本データ」「飼い方」「かかりやすい病気やケガ」をご紹介しています。
既に知っている情報もあるかもしれませんが、この記事が、ブリティッシュショートヘアを飼われようとされている皆さまの参考になりましたら幸いです。
ブリティッシュショートヘアとは
歴史
ブリティッシュショートヘアの歴史はとても古く、ブリテン島に侵略したローマ人らが、ねずみから食料を守るための退治役として連れてきた猫が起源とされています。
また、1620年に、メイフラワー号でイギリス南西部プリマスから、アメリカのマサチューセッツ州プリマスに渡ったときに乗っていたとされ、「アメリカンショートヘア」の基礎となったのではないかとの説もある猫です。
ブリティッシュショートヘアは、1800年代になるとより洗練された品種になり、数多くのキャットショーで賞を獲得しました。
1900年代には、第二次世界大戦の影響で、多くの猫種がそうだったように、食料不足で一般家庭でも猫の飼育が難しくなり、ブリティッシュショートヘアも種としての存続危機に陥ります。
しかし、ブリーダーが他のショートヘア品種と組み合わせることで、ブリティッシュショートヘアの頭数を回復させました。
その後も繁殖が続き現在に至ります。
基本データ
表記 / 原産国 / 名前の由来
説明 | |
日本語表記 | ブリティッシュショートヘア |
英語表記 | British Shorthair |
原産国 | イギリス |
名前の由来 | ブルーの毛色に限定、人気があったことによる |
体重 / 平均寿命
性別 | 雄(オス) | 雌(メス) |
体重 | 約4.5kg ~ 約6.5kg | 約3.5kg ~ 約5.5kg |
平均寿命 | 14~17歳 |
体型 / 性格 / 運動量
説明 | |
体型 | セミコビー(四肢・胴・尾がやや長め) |
性格 | 穏やか、のんびり、甘えん坊 |
運動量 | 多め |
眼の色 / 毛種 / 毛色
説明 | |
眼の色 | グリーン、ヘーゼル、オレンジなど |
毛種 | 短毛 |
毛色 | ブルー、ブラック、ホワイト、シルバータビー、クリームタビーなど |
飼い方の注意点 / お手入れの仕方
飼い方の注意点
ブリティッシュショートヘアは、出自が「ねずみから食料を守るための退治役」にも関わらず穏やかで温厚な猫です。
頭が良く賢い猫なので、大きな声で鳴くことも少なく、マンションや集合住宅でも飼いやすい猫です。
ブリティッシュショートヘアは、アメリカンショートヘアと同じく抱っこされることを少し苦手としています。
強引な愛情の押し売りをされると、ブリティッシュショートヘアは強いストレスを感じてしまうので注意しましょう。
お手入れの仕方
ブリティッシュショートヘアは短毛種の猫なので、長毛種の猫と比べると抜け毛が少なく、お手入れしやすい猫種です。
ブラッシングは1日1回程度、シャンプーは1ヶ月に1回程度行うと良いでしょう。
かかりやすい病気やケガ
尿結石
尿結石(にょうけっせき)は、腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結晶や結石ができる病気です。
猫下部尿路疾患(FLUTD)の代表的な病気の一つですが、結石は砂粒くらいの小さなものから、数cmの固まりまで出来ることがありますので注意が必要です。
詳しくは、「猫下部尿路疾患!症状と治療方法!」をお読みください。
肥大型心筋症
肥大型心筋症(ひだいせいしんきんしょう)は、心臓病の一つで、心臓の筋肉がどんどん厚くなっていく病気です。
この病気により、十分な血液を排出することが出来なくなるため、全身の臓器(心臓、肝臓、腸、筋肉など)が弱まってしまいますので、注意が必要です。
糖尿病
糖尿病(とうにょうびょう)は、膵臓から分泌されるインスリンの異常によって引き起こされる病気です。
「水をたくさん飲む」、「尿が多い」そのような症状が見られたら注意が必要です。
皮膚疾患
皮膚疾患(ひふしっかん)は、皮膚が乾き、「フケ」や「かゆみ」「発疹」「脱毛」などの症状が現れる病気です。
要因はさまざまで、アレルギーやノミ・ダニが原因であると言われています。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
ブリティッシュショートヘアは、愛嬌のある「大きな丸い顔」が特徴的な猫です。
頭が賢く長生きする猫なので、長く良きパートナーとして寄り添ってくれることでしょう。
この記事が猫選びのご参考になりましたら幸いです。