はじめまして、この記事にインターネット検索から訪れた方は、ダックスフンドをこれから飼おうか悩まれていて、複数のページを閲覧されたのではないでしょうか?
この記事では、「ダックスフンドとは」「基本データ」「飼い方」「かかりやすい病気やケガ」をご紹介しています。
既に知っている情報もあるかもしれませんが、この記事が、ダックスフンドを飼われようとされている皆さまの参考になりましたら幸いです。
ダックスフンドとは
ダックスフンドの歴史
ダックスフンドの歴史は、未だはっきりと解明されておらず、有力な説として1200年代、スイスのジュラ州原産のセントハウンド犬種である、ジュラハウンドとドイツやオーストリアの山岳地帯にいたドーベルマンとの交雑によって作り出されたと言われます。
ダックスフンドは、猟犬として作り出されました。
当時はアナグマによる農作物の被害が多く、巣穴が小さいアナグマの駆除に、四肢が短く嗅覚がするどいダックスフンドが、最適な犬として選ばれたと言います。
その後、アメリカや他の国へ輸出されるようになりましたが、狩猟犬としてではなく、愛玩犬として広まっていきました。
1885年、ダックスフンドは、アメリカンケネルクラブ(American Kennel Club)に登録され、1900年代に入るとアナグマ以外の小動物を狩猟できるように小型に改良され、スタンダード、ミニチュア、カニンヘンと3種類のサイズに加え、スムース、ロング、ワイヤーの3種類の毛質があるほど、個性的で魅力がある犬種の一つとして、現在に至っています。
基本データ
表記 / 原産国 / 名前の由来
説明 | |
日本語表記 | ダックスフンド |
英語表記 | Dachshund |
原産国 | ドイツ |
名前の由来 | アナグマを獲るための犬と言う意味から |
体重 / 体高
性別 | 雄(オス) | 雌(メス) |
体重 | 約4.5kg ~ 約5.0g | 約4.0kg ~ 約4.5kg |
体高 | 21cm ~ 25cm | 21cm ~ 25cm |
平均寿命 / 性格 / 運動量
説明 | |
平均寿命 | 14 ~ 17歳 |
性格 | 明るい、甘えん坊、気が強い、賢い |
運動量 | 多め |
毛質 / 毛色 / 耳の形
説明 | |
毛質 | スムース、ロング、ワイヤー |
毛色 | レッド、ブラックタン、チョコレートタン、ブリンドル等 |
耳の形 | 半だち耳 |
飼い方の注意点 / お手入れの仕方
飼い方の注意点
ダックスフンドは、活発で運動が大好きな犬です。
運動不足から肥満になりやすい犬種ですので、朝晩2回程度の散歩など、適度な運動をさせることが大切です。
また、四肢が短いので地面との距離が近づく、真夏の散歩は気を付けましょう。
ダックスフンドは、吠える声が大きいので、無駄吠えのしつけは必ず行いましょう。
お手入れの仕方
ダックスフンドは、スムース、ロング、ワイヤーの3種類の毛質に分けられます。
スムース、ロング、ワイヤーともにブラッシングは1日1回程度、シャンプーは2週間に1回程度は行うと良いでしょう。
かかりやすい病気やケガ
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ)は、激しい運動や老化で骨がもろくなることで椎間板への負担がかかり、損傷することが原因で起こる病気です。
ダックスフンドは、この病気が最も多いと言われていますので、注意しましょう。
角膜炎
角膜炎(かくまくえん)は、眼をこすったり、まつげが眼に入ることによって、黒目部分を覆っている角膜が傷つき、炎症を引き起こす病気のことです。
涙や目やにが多い、まばたきが多い、などの症状があらわれたら注意が必要です。
白内障
白内障(はくないしょう)は、目の水晶体が白くにごって網膜に光が届かなくなることにより、視力が低下する病気です。
歩き方がぎこちなくなる、物にぶつかるようになる、階段などの段差につまづくようになる、このような症状が見られたら注意が必要です。
熱中症
熱中症(ねっちゅうしょう)は、体内にたまった熱を外に逃がすことができなくなり、全身の機能が不全に陥った状態の事を言います。
脚が短くお腹と地面が近い為、夏の暑い日などになりやすいと言われています。
外耳炎
外耳炎(がいじえん)は、外耳道と呼ばれる「耳の穴」に炎症が発生した状態のことを言います。
ダックスフンドは、耳が垂れている為、耳の中が蒸れやすく汚れがたまりやすいので、注意が必要です。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
ダックスフンドは、賢く、献身的な犬で飼い主に従順ですが、一方で良く吠える犬なので、マンションなどで飼われる際は注意が必要です。
この記事が愛犬選びのご参考になりましたら幸いです。