猫の病気

猫だって骨折する!原因から知りたかった治療費までをご紹介

2016年11月17日

猫 骨折

猫は、高い所から飛び降りたり、ジャンプをしてみたりと良く動き回って、遊んでいますよね。

そんな猫ですが、骨折や脱臼などが多いと言われているのをご存知でしたでしょうか?

猫の手足を見ると、確かに細く、折れやすく見えるような気がします。

私たちは骨折をしても病院へ行き、治療をすれば良いのですが、もし、猫が骨折をしてしまったら治るのだろうか?何か治療方法はあるのだろうか?

そんな不安は飼い主なら誰でも想像してしまうかもしれません。

ここでは、猫が骨折する原因から治療について、詳しく解説していきますので、是非、ご覧ください。

猫が骨折する原因

「うちの猫は外に出ないから骨折なんてありえない!」なんて思っている方がいらっしゃるかもしれません。

確かに外は危険がいっぱいですので、家よりは確率が高いかもしれませんね。

しかし、猫は高い所に登る習性があることをご存知かと思います。

高い所から落ちたとしても、クルット回転して着地をする光景を見たことがあるのではないでしょうか。

そんな、猫が骨折する原因は、高い所から落ちた事だけではなく、他にも考えられますので、以下にご紹介いたします。

  • 自転車や車による事故
  • 高い場所からの落下
  • ドア等にはさんでしまった場合
  • ふいに猫の足を踏んでしまった場合
  • 猫同士のケンカ
  • 栄養不足
  • 高齢
  • 病気
  • 肥満
  • 運動のやりすぎ

猫が骨折した場合の症状

万が一、猫が骨折してしまった場合は、どんな症状があらわれるのでしょうか。

猫は、基本的に痛みを隠す習性があります。

痛みに強いという訳ではなく、ただ我慢をしているだけですので、いつもとは違った仕草を感じ取らなければなりません。

出血をしている場合や、骨がむき出しになっているのであれば簡単に見つけることが出来ますがなかなか難しいかもしれませんね。

骨折をしてしまった場合は、場所(部位)によって、いろいろ考えられますが、主な症状を以下にご紹介いたします。

  • 歩き方がおかしい
  • 動かない
  • 口が閉じない(開きっ放し)
  • 足が腫れる
  • 触られるのを嫌がる
  • いつものトイレ以外での排泄
  • 食欲不振
  • いつもより鳴く
  • 同じ個所を舐める

猫が骨折してしまった場合の治療法

私たちが分からない所で骨折をしてしまい、自然に治ってしまう場合もあるようですが、どんな場合であれ、必ず症状があらわれます。

「勝手に治るだろう」と思い動物病院に行かず放置した場合には、骨と骨がうまくくっつかず、変形をしてしまい、後遺症が残ってしまう場合があるかもしれません。

応急処置ができるのであれば、やるに越したことはありませんが、部位を触るのをとても嫌がるので、無理やり応急処置をせずに動物病院へ連れて行くことをおすすめいたします。

なお、骨がむき出しになったりして出血をしている場合には、タオルやガーゼ等を使って、患部を止血しておくようにします。

ここでは、どんな治療方法があるのか、動物病院の情報をもとにご紹介します。

1.プレート法

プレート法は、骨折箇所を開き、骨を見ながら金属の板を直接骨に当て、ネジでとめる治療方法です。

メリット 手術した翌日から歩くことが可能
骨折した箇所をほとんど元に戻すことが可能
見た目も変わらない
デメリット 猫に負担がかかる
再骨折する場合がある
完治するスピードが遅い
強度が弱い

2.ギプス固定

副子固定法(そえここていほう)と言われる、昔からある治療方法です。

治癒のスピードは非常に短く、強く治ります。

メリット 手術せずに治療できる
麻酔時間が短い
体に与える負担が少ない
キズも開かない
料金も安い
速い完治が見込める
デメリット 完全に元に戻すことが出来ない
良質なギプスが必要
良い技術が必要
生後1歳未満しか出来ない

3.髄内ピン法

髄内ピン法(ずいないぴんほう)は、骨髄部に金属ピンを通し、骨折部を支えようとする治療方法です。

ピンを通す方法は2種類あり、ギプスも一緒に用いる場合もあります。

メリット 骨折部を開かずにピンが通せる場合、手術時間が短い
骨折部を開かずにピンが通せる場合、速い完治が見込める
デメリット 骨折部を固定する強度が弱い

4.創外固定法

創外固定法(そうがいこていほう)は、ネジ付きの金属製ピンで、皮膚の外から骨を固定する治療方法です。

仮の骨が、その骨の周囲全体にしっかりと生成されていくのが特徴です。

メリット 複雑な骨折にも対応
キズも開かなず、猫の負担が少ない
強い骨が作れる
速い完治が見込める
デメリット 金属ピンがむき出しになっているので、見た目が悪い
放し飼いの猫は向かない
良い技術が必要

猫が骨折をした場合の治療費

犬や猫には、私たちと違って公的な健康保険の制度がないので、治療費は全額自己負担になります。

ペット保険に加入していれば、少しは安心かもしれませんが、猫の場合、ペット保険に加入していない方がほとんどなのです。

ここでは、動物病院や実際これだけかかったという口コミなどから、猫が骨折をしてしまった場合の治療費をお伝えいたします。

あくまでも参考としてご覧ください。

診療項目 金額
初診料 500円~2,000円
再診料 500円~1,000円
入院料(1日) 2,500円~
麻酔料 16,000円~
手術料 40,000円~
手術材料費(固定プレート等) 5,000円~
点滴料 2,000円~
レントゲン料(1枚) 2,500円~
処置料 1,500円~
投薬料 500円~
総支払金額 約71,000円~

入院が長引いたり、手術をする部位、手術難易度によって金額がぐっと上がるようです。

平均で約10万円は見ておいた方が良いかもしれませんね。

ペット保険一括資料請求のご紹介

「ケガをして高額な治療費がきたらどうしようか」と心配されている方も多いかもしれませんが、今は「ペット保険」という保険サービスがあり、万が一に備えることが出来ます。

ケガはいつ起こるか分からないものですので、まずは、ペット保険の資料一括請求をしてみてはいかがでしょうか。

※ペット保険について詳しく知りたい方は、「ガチで調べた!犬猫の病気に備えるペット保険おすすめ15選」をご確認ください。

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まとめ

いかがでしたか。

猫が骨折をしてしまったら、当然、痛いにきまってます。

いつ起こるか分からないのがケガです。

少しでも、おかしな素振りを見かけたら、病院へ連れて行ってください。

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