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猫の目が開かないのは危険信号?家庭でできるケアと注意点

2025年4月15日

猫 目が開かない

「片目だけ細めている」「まぶたが開きにくそう」「なんだか涙目かも?」こんな猫の様子を見て、不安を感じたことはありませんか?

猫が目を開けない状態は、異物の混入や軽い炎症から、重篤な目の病気まで、さまざまな原因が考えられます。

中には放置すると視力の低下や失明につながるケースもあるため、早めの判断が重要です。

ここでは、猫が目を開けないときに見られる主な症状、考えられる病気、すぐに動物病院を受診すべきサイン、日常でできるケアや予防法まで、飼い主として知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。

猫が目を開けないときに見られる主な症状とは?

猫が目を開けないとき、ただの眠気やまぶしさではなく、何らかの異常が起きている可能性もあります。

目に不快感や痛みがあると、無意識にまぶたを閉じたり、片目だけを細めたりすることがあります。

まずは、以下のような症状が見られないか、よく観察してみましょう。

  • 目ヤニが多い・粘り気がある
  • 片目を閉じたままにしている(しょぼしょぼする)
  • 結膜が赤く腫れている
  • 涙が出続けている
  • 目の周りを前足でしきりにこする
  • 瞬膜(白い膜)が出たまま引っ込まない

これらの症状が見られる場合、目に炎症や感染、外傷などが起きている可能性があります。

目が開かない原因となる主な病気と特徴

猫が目を開けないとき、背後には複数の病気が隠れている可能性があります。

これらの病気は初期症状が似ているため、適切な見極めと早期対応が重要です。

ここでは主な目の病気を取り上げ、それぞれの特徴と注意点を詳しく解説します。

病名 主な症状 原因・特徴 注意点
結膜炎 まぶたの腫れ、赤み、目ヤニ、しょぼつき 細菌・ウイルス・アレルギーなどが原因で結膜が炎症を起こす 悪化すると角膜炎や慢性化に発展することがある
角膜炎・角膜潰瘍 目の痛み、光を嫌がる、涙が多い、目を開けない 角膜に傷ができたり、感染や乾燥で炎症が広がる 視力に直接影響するため、早期治療が不可欠
猫風邪(ウイルス性鼻気管炎) くしゃみ、鼻水、目ヤニ、目の腫れ ヘルペスウイルスなどの感染症。子猫・高齢猫で重症化しやすい 感染力が強く、ワクチン未接種の猫は特に注意
異物混入・外傷 目を閉じる、しきりに目をこする、流涙 砂・ゴミ・毛などの異物や爪によるひっかきが原因 異物を無理に取ろうとすると、角膜を傷つける危険がある
眼瞼内反症 まぶたが内側に巻き込む、目の炎症、涙 先天的なまぶたの異常で、まつげが角膜を刺激する 慢性的な角膜炎や潰瘍につながるため、外科的治療も視野に
緑内障 目の白濁、眼圧の上昇、目の痛み、失明のリスク 眼球内の圧力が異常に高まり、視神経にダメージを与える 急性型は進行が早く、失明することもあるので緊急対応が必要
猫クラミジア感染症 片目の結膜炎、目ヤニ、涙 感染力が高く、くしゃみや接触でうつる 人間にも感染する可能性があるため、衛生管理が重要

目の病気は見た目が似ていても、原因や対処法がまったく異なります。

特に目を閉じたままの状態が続くときは、「少し様子を見よう」と考えず、なるべく早く動物病院で診断を受けましょう。

片目だけが開かない場合に考えられること

両目ではなく、片目だけ開かない場合には、特定の原因があることが多いです。

両目に影響する病気よりも、局所的な刺激やトラブルが関係している可能性が高くなります。

以下のような点を確認してみましょう。

  • 目に異物が入っていないか:砂粒や毛が原因で炎症を起こすことがあります
  • まぶたが内側に巻き込まれていないか:眼瞼内反などの形成異常
  • まぶたや目の周囲にケガがないか:引っかき傷や打撲など
  • 片方だけ瞬膜が出ていないか:神経や目の病気の可能性

片目の異常でも、放置すると他の目にも影響が及ぶケースもあるため、早めに対応することが大切です。

すぐに動物病院を受診すべき症状とは?

一時的なまぶしさや異物が原因の場合は、数時間以内に改善することもありますが、次のような症状がある場合は、すぐに受診が必要です。

  • 膿のような目ヤニが出ていてにおいがする
  • 目を触られるのを嫌がる・痛がる様子がある
  • 目が明らかに腫れている・変色している
  • 目に白濁や血が混じっている
  • 元気や食欲がなくなっている
  • ほかの猫にも同様の症状が見られる(感染症の疑い)

これらは単なる目の異常にとどまらず、全身症状や感染症のサインかもしれません。

自己判断せず、すぐに動物病院を受診しましょう。

猫の目を守るためにできるケアと予防習慣

目のトラブルは、日々のケアや飼育環境の整備で予防することが可能です。

また、症状が軽いうちに気づくことも早期治療につながります。

応急処置のポイント

猫が目を開けづらそうにしているとき、すぐに病院へ行けない状況もあるかもしれません。

そんなときは、悪化を防ぐための応急処置を正しく行うことが重要です。

ただし、間違った対応は症状を悪化させるおそれがあるため、必ずやさしく慎重に行いましょう。

  • 目やにや涙を清潔なガーゼで優しく拭く
  • 猫が目を引っかかないようエリザベスカラーを活用
  • 市販の目薬は使用せず、獣医師の指示を待つ

日常の予防習慣

猫の目の健康を守るには、日々のケアと清潔な環境づくりが欠かせません。

特にアレルギーや感染症による目のトラブルは、日常のちょっとした配慮で予防できるケースも多いです。

猫にとってストレスの少ない暮らしを心がけながら、予防習慣を整えていきましょう。

  • 目の状態を毎日チェック(赤み・目ヤニ・まぶたの腫れなど)
  • 部屋の掃除と換気をこまめに行い、ホコリやカビを防ぐ
  • ストレスの少ない生活環境を整える
  • ワクチン接種を定期的に行い、感染症の予防を徹底する
  • 多頭飼いの場合、健康状態のチェックをこまめに行う

まとめ

猫が目を開けない状態には、軽い違和感から重大な疾患まで、さまざまな原因が隠れています。

特に、目ヤニや涙、赤み、腫れ、元気のなさを伴う場合は、速やかに動物病院を受診することが大切です。

一方で、普段から目元の観察や室内の清潔な環境を心がけることで、予防できるトラブルもたくさんあります。

「少しおかしいかも」と思ったら、猫のサインを見逃さず、早めに対処することが愛猫の健康を守る第一歩。

日頃のケアと変化への気づきが、猫にとって一番の安心になります。

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