はじめまして、この記事にインターネット検索から訪れた方は、ターキッシュアンゴラをこれから飼おうか悩まれていて、複数のページを閲覧されたのではないでしょうか?
この記事では、「ターキッシュアンゴラとは」「基本データ」「飼い方」「かかりやすい病気やケガ」をご紹介しています。
既に知っている情報もあるかもしれませんが、この記事が、ターキッシュアンゴラを飼われようとされている皆さまの参考になりましたら幸いです。
ターキッシュアンゴラとは
ターキッシュアンゴラの歴史
ターキッシュアンゴラの歴史はとても古く、トルコの首都アンカラ周辺に1500年代から存在した土着猫だと言われています。
白い長毛が優雅に見える姿は、マリー・アントワネットの愛猫でもあったように、ヨーロッパ中の王族や貴族、上流階級の家庭で飼われ人気がありました。
1900年代半ば、人気がペルシャに移ってしまい、ターキッシュアンゴラは一時、絶滅の危機を迎えますが、国の宝として首都アンカラの動物園でターキッシュアンゴラの繁殖を始めます。
その後、種の特徴が失われることを懸念し、ターキッシュアンゴラの譲渡や外への持ち出しが難しくなります。
月日は流れ、1962年、アメリカのグラント夫妻が、オスとメスのターキッシュアンゴラを譲り受け、アメリカに持ち帰り、1968年に、CFA(The Cat Fanciers' Association, Inc.)に公認されます。
ターキッシュアンゴラは、まだまだ目にする機会が少ない猫ですが、その美しさから人気の猫種となっています。
基本データ
ターキッシュアンゴラの原産国 / 名前の由来
説明 | |
日本語表記 | ターキッシュアンゴラ |
英語表記 | Turkish Angora |
原産国 | トルコ |
名前の由来 | トルコ共和国の首都アンカラで発見されたことから |
ターキッシュアンゴラの体重 / 平均寿命
性別 | 雄(オス) | 雌(メス) |
体重 | 約3.0kg ~ 約4.5kg | 約2.5kg ~ 約4.0kg |
平均寿命 | 11~14歳 |
ターキッシュアンゴラの体型 / 性格 / 運動量
説明 | |
体型 | フォーリン (四肢や胴体がスマートな体) |
性格 | 賢い、従順、神経質、好奇心旺盛 |
運動量 | 多め |
ターキッシュアンゴラの眼の色 / 毛種 / 毛色
説明 | |
眼の色 | ブルー、ゴールド、グリーン、オッドアイなど |
毛種 | 長毛 |
毛色 | ホワイト、ブラック、ブラウントービなどすべての色 |
飼い方の注意点 / お手入れの仕方
飼い方の注意点
ターキッシュアンゴラは、運動量が多い猫ですので、走り回れる環境や、キャットタワーなどで運動不足にならないようにしてあげることが大切です。
ターキッシュアンゴラは、賢く、順応性がある性格ですが、半面神経質な一面を持っているので、室内に閉じ込めたり、多頭飼いは避けたほうが良いでしょう。
お手入れの仕方
ターキッシュアンゴラは長毛種の猫ですが、比較的、お手入れしやすい猫種と言えます。
ブラッシングは1日1回程度、シャンプーは1ヶ月に1回程度行うと良いでしょう。
かかりやすい病気やケガ
運動失調症
運動失調症(うんどうしっちょうしょう)は、「Ataxia」とも呼ばれ、小脳の異常が原因で発症する病気と言われています。
真っすぐ歩けない、ふらつく、そんなそぶりを見せていたら要注意です。
肥大型心筋症
肥大型心筋症(ひだいせいしんきんしょう)は、心臓病の一つで、心臓の筋肉がどんどん厚くなっていく病気です。
この病気により、十分な血液を排出することが出来なくなるため、全身の臓器(心臓、肝臓、腸、筋肉など)が弱まってしまいますので、注意が必要です。
尿結石
尿結石(にょうけっせき)は、腎臓から尿管、膀胱、尿道の中に結晶や結石ができる病気です。
猫下部尿路疾患(FLUTD)の代表的な病気の一つですが、結石は砂粒くらいの小さなものから、数cmの固まりまで出来ることがありますので注意が必要です。
詳しくは、「猫下部尿路疾患!症状と治療方法!」をお読みください。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ターキッシュアンゴラは、気品あふれる容姿がとても魅力的です。
飼い主にとても従順で、しつけがしやすいので、はじめて飼う方にピッタリな猫ではないでしょうか。
この記事が猫選びのご参考になりましたら幸いです。