はじめまして、この記事にインターネット検索から訪れた方は、ノルウェージャンフォレストキャットをこれから飼おうか悩まれていて、複数のページを閲覧されたのではないでしょうか?
この記事では、「ノルウェージャンフォレストキャットとは」「基本データ」「飼い方」「かかりやすい病気やケガ」をご紹介しています。
既に知っている情報もあるかもしれませんが、この記事が、ノルウェージャンフォレストキャットを飼われようとされている皆さまの参考になりましたら幸いです。
ノルウェージャンフォレストキャットとは
歴史
ノルウェージャンフォレストキャットの歴史には諸説あります。
諸説の中で、信憑性の高い説が、1000年代にバイキングが、航路を持っていた東ローマ帝国(現在のトルコ)から北欧のノルウェーに交易品として持ち込んだ、アンゴラ種ではないかと言われています。
理由は、野生猫が生息できる北限から考えると、スカンディナヴィア半島に土着の野生猫はいなかったのではないかとされていること。
ヨーロッパでは少ない猫の毛色が、トルコ周辺では多く見られること。
などがその説を後押ししているためです。
ノルウェージャンフォレストキャットは、現在世界中で飼い猫として親しまれていますが、第二次世界大戦の影響で、一時的に絶滅の危機に陥ります。
その後、1979年にアメリカに繁殖の場を移し、18年後の1997年、CFA(The Cat Fanciers' Association, Inc.)に公認され、現在に至ります。
基本データ
表記 / 原産国 / 名前の由来
説明 | |
日本語表記 | ノルウェージャンフォレストキャット |
英語表記 | Norwegian Forest Cat |
原産国 | ノルウェー |
名前の由来 | ノルウェーの森で生活していたことが名前の由来。 |
体重 / 平均寿命
性別 | 雄(オス) | 雌(メス) |
体重 | 約4.5kg ~ 約7.0kg | 約3.0kg ~ 約5.5kg |
平均寿命 | 10~15歳 |
体型 / 性格 / 運動量
説明 | |
体型 | ロング・アンド・サブスタンシャル (長く、ガッシリした大型の体) |
性格 | 利口、おとなしい、愛情深い、 寂しがり屋、我慢強い |
運動量 | 多め |
眼の色 / 毛種 / 毛色
説明 | |
眼の色 | 全ての色(サファイアブルー以外) |
毛種 | 長毛 |
毛色 | ブラック、ブルー、ホワイト、ブラウンタビー、シルバータビー、 ブルータビー、レッドタビー、クリームタビーなど |
飼い方の注意点 / お手入れの仕方
飼い方の注意点
ノルウェージャンフォレストキャットは、サイズの大きな猫種です。
成猫になるまで「約3年~4年」の歳月がかかります。
丈夫な体や骨格をつくるためにも、栄養バランスの取れた食事と適度な運動が出来る環境での飼育が良いでしょう。
ノルウェージャンフォレストキャットは、寒さに強い猫ですので、夏場の閉め切った室内は苦手ですので、温度管理には注意してください。
お手入れの仕方
ノルウェージャンフォレストキャットは、長毛種の猫なので、抜け毛も多くなります。
ブラッシングは1日2回程度、シャンプーは1ヶ月に2回程度行うと良いでしょう。
かかりやすい病気やケガ
毛球病
毛球病(もうきゅうびょう)は、毛づくろいでなめて飲み込んだ毛が、胃や腸などの消化管に溜まり発症する病気です。
長毛種の猫に多く見受けられ、食欲低下や便秘などの症状が現れます。
熱中症
熱中症(ねっちゅうしょう)は、体内にたまった熱を外に逃がすことができなくなり、全身の機能が不全に陥った状態の事を言います。
猫は発汗によって体温調節をすることが出来ないので、注意が必要です。
詳しくは、「猫の熱中症!症状と治療方法!」をお読みください。
グリコーゲン貯蔵病
グリコーゲン貯蔵病(ぐりこーげんちょぞうびょう)は、肝臓に貯蔵されたグリコーゲンが分解できなくなり、結果、血糖値が下がってしまうことで神経症などを引き起こす病気です。
ノルウェジアンフォレストキャットの「遺伝性疾患」であると言われています。
眼瞼内反症
眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)は、まぶたが内側(眼球)の方に向いてしまう病気です。
放っておくと、結膜炎や角膜炎を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
ノルウェージャンフォレストキャットは、「寒さに強い優雅な毛並み」や「大きくピンと立った耳」が特徴の可愛い猫です。
この記事が猫選びのご参考になりましたら幸いです。