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麦わら猫はどんな魅力がある?遺伝と性別の関係にも注目!

2025年5月29日

猫 むぎわら

「麦わら猫って聞いたことあるけど、どんな猫なの?」「キジトラやサビ猫とどう違うの?」

そんな疑問を持ったことがある方も多いのではないでしょうか。麦わら猫は、正式な品種ではなく、見た目の特徴から名付けられた呼び名です。

茶色ベースに黒やこげ茶の縞模様が混じった、まるで麦わら色のような毛並みが魅力で、野良猫や保護猫の中でもよく見かける毛色のひとつ。

一見キジトラに似ていながらも、どこか柔らかく、やさしい印象を与える麦わら猫。

その模様の理由や性格の傾向を知ることで、より一層その魅力が感じられるはずです。

麦わら猫ってどんな猫?

「麦わら猫(むぎわらねこ)」とは、一般的には茶色やベージュをベースに、黒やこげ茶の縞模様が重なった毛色の猫を指します。

名前の由来はその名の通り、「麦わら」のような色味をしていることから呼ばれるようになったとされています。

正式な猫種や品種の名称ではなく、見た目の印象による愛称であるため、血統書などに「麦わら」と表記されることはありません。

分類上は「キジトラ」の一種や「サビ猫寄り」ともいわれることがあり、その中間的な特徴をもつ毛色として扱われることが多いです。

具体的な見た目としては、以下のような特徴があります。

  • 茶系の下地に、黒や焦げ茶の縞模様が重なる
  • 腹部やあごにベージュや白が入ることがある
  • 顔まわりにキジトラ特有の「M字模様」が出ることもある
  • サビ猫のように色がまだらに見えることもある

見た目がキジトラやサビ猫と似ているため、「どこからが麦わら猫?」という明確な線引きはないのが特徴です。

そのため、保護猫や野良猫の中でも「この子はキジ?サビ?麦わら?」と迷われることが多く、人によって認識が少しずつ違う場合もあります。

また、麦わら猫は日本でよく見かける毛色のひとつでありながら、特定の名前で呼ばれることは少なく、近年SNSなどで「麦わら猫」という呼び名が浸透し始めたという背景もあります。

このように、麦わら猫とははっきりと分類される猫ではなく、“見た目のニュアンス”を楽しむ名称ともいえるでしょう。

麦わら猫の性格の特徴とは?

麦わら猫には明確な猫種の定義がないため、「この性格」と言い切ることは難しいものの、飼い主の声や保護団体の観察などから共通して見られる傾向があります。

一般的に麦わら猫は、少し慎重で警戒心が強い一面を持ちながら、信頼を得ると一気に甘えん坊になる“ツンデレタイプ”といわれています。

初対面では距離を取るものの、いったん心を許すとひざの上に乗ってきたり、鳴いて呼ぶほど人懐こくなる個体も多く見られます。

性格傾向とその理由

麦わら猫の性格に見られる傾向は、以下のような理由が関係している可能性があります。

  • 野良出身や雑種であることが多いため、人への警戒心を持っている個体が多い
  • メスが多い毛色とされており、やや気難しい、または気配り上手な性格の傾向がある
  • 毛色がサビ系に近いことから、サビ猫特有の独立心やマイペースさが出るとも言われている

飼い主が感じる“麦わら猫あるある”

実際に麦わら猫を飼っている方から聞かれる性格の特徴には、次のような傾向があります。

よくある特徴 飼い主の声
目を合わせてこない 最初はあまり目を見てくれなかったが、徐々に信頼してくれるように
静かで穏やか 鳴き声が控えめで、室内でも静かに過ごしていることが多い
お気に入りの場所にこもる 自分の居場所を大切にしていて、慣れるまではそっとしておいた
一度甘えると離れない なついたら毎日ひざに乗ってくるようになった

関係性を深めるためのポイント

麦わら猫とよりよい関係を築くためには、「待つ姿勢」がとても重要です。

焦らず、猫のペースに合わせて距離を縮めていくことで、警戒心が信頼へと変わる瞬間を楽しめるでしょう。

また、突然の音や環境の変化に敏感な傾向があるため、静かで落ち着ける空間を用意するのもおすすめです。

麦わら猫はその複雑な模様と同じように、表情豊かで奥深い性格を持っていることが多い猫です。

ゆっくりと信頼関係を築いていく過程でこそ、その魅力がいっそう輝くと言えるでしょう。

麦わら猫の模様はどうしてできる?遺伝とメカニズム

麦わら猫の複雑で個性的な模様は、猫の毛色を決める複数の遺伝子の組み合わせによって形成されています。

特に縞模様(タビー)茶系と黒系の色素が交差することで、麦のような黄土色と黒のミックス模様が生まれます。

毛色を決める基本の要素

猫の毛色は主に以下の3つの要素で構成されています。

  • 色素の種類(黒系:ユーメラニン/赤系:フェオメラニン)
  • 模様を作るタビー遺伝子(縞の形を決める)
  • 性染色体(X染色体)に関わる色素の分布

麦わら猫の毛色は、「黒(またはこげ茶)」と「赤茶(またはオレンジ)」の両方の色素が同時に現れており、黒と茶が複雑に混ざったような見た目になります。

この色の混在が起こるのは、毛色に関わる遺伝子の一部がX染色体に存在しているためです。

なぜ複雑な模様になるのか?

雌猫(メス)はX染色体を2本持っており、片方に黒系の情報、もう片方に茶系の情報があると、部位によって異なる色素が発現することになります。
これにタビー(縞模様)の遺伝子が重なることで、黒×茶×縞という3重構造の模様が現れるのです。

これが、麦わら猫の毛並みが「まだらにも見えるけど縞もある」「キジトラのようだけど茶色っぽい」と感じられる理由です。

三毛猫やサビ猫との違いは?

よく比較される猫に三毛猫やサビ猫がいますが、以下のような違いがあります。

麦わら猫の模様は、三毛猫ほど白が入らず、サビ猫ほどマーブルでもなく、縞の存在が特徴です。

そのため「キジトラ寄りのサビ猫」「茶系のキジトラ」などと形容されることもあります。

タイプ 色の構成 模様の特徴
三毛猫 白+黒+オレンジ はっきりと分かれたパッチ模様
サビ猫 黒+オレンジ 色が混ざってマーブル状
麦わら猫 茶〜オレンジ+黒 縞模様をベースに色が重なっている

オスが少ない理由も遺伝に関係

上記のように色素の組み合わせにX染色体が関わるため、X染色体を2本持つメスに多く現れる模様です。

オス猫はX染色体が1本しかないため、黒と茶が混ざったような毛色になりにくく、麦わら模様のオスは比較的少数とされています。

このように、麦わら猫の模様は単なる「見た目の印象」ではなく、遺伝子レベルでの複雑な組み合わせによって生まれているのです。

まとめ

麦わら猫は、茶系と黒系の縞が混ざった唯一無二の毛色を持ち、個性あふれる外見が魅力です。

やや警戒心が強めな一方で、信頼関係が築ければ甘えん坊な一面を見せてくれることも。

遺伝による模様の成り立ちや、メスが多い傾向など、見た目以上に奥深い特徴を持った猫です。

特別な種類ではないからこそ、親しみやすく、愛情を注ぎたくなる存在でもあります。

もし身近に麦わら猫がいたら、その魅力をじっくり味わってみてください。

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