猫の病気

猫の口臭が気になるあなたに!実践したい3つの予防方法

2017年3月30日

猫 口臭

横になってテレビでも見ている時、飼っている猫が私の手や顔をペロペロと、こんな経験ありますよね。

そんな時、猫の口から嫌な臭いが・・・。

飼っている猫の口臭が気になる方も多く、当然、病気を疑ってしまう方も多いことでしょう。

ここでは、そんな猫の口臭について、詳しくご紹介いたします。

猫に口臭が発生する原因

猫がご飯を食べた後は、ご飯の臭いが口の周りについていることでしょう。これは口臭とは言えませんね。

一般的には、健康な猫ちゃんは口臭はしないと言われています。

猫に口臭が発生する原因は、もちろん、口の中のトラブルです。

3歳以上の猫の約80%が口の中の病気になっていると言われていますが、口臭が発生する主な原因を以下にご紹介いたします。

口臭が発生する主な原因
・歯にご飯の食べかすが付着
・歯肉炎や歯周病
・猫風邪
・内臓からくるもの

ご飯の食べかすが原因であれば、歯磨きなどで防せげるかもしれませんが、内臓からくるものの場合は、重大な病気になってしまう可能性がありますので、注意が必要です。

猫の口臭による主な病気

猫の口臭がきつくなってくると、どんな病気が疑われるのでしょうか。

主な病気
・歯肉炎
・歯周病
・口内炎
・猫風邪
・腎不全

いづれの病気も家庭で治療することは難しいので、動物病院へ行かれることをおすすめいたします。

1.歯肉炎

猫の歯茎の色は「きれいなピンク色」と言われていますが、歯肉炎になってしまった歯茎の色は「ピンクの中に赤み」が見られます。

歯肉炎は、歯茎が赤く腫れあがっており、炎症を起こしている状態のことを言います。

歯肉炎は、歯周病になる初期段階ですが、歯肉炎が軽度の場合は、「抗生剤の投与」や「口の中の洗浄」の治療となります。

2.歯周病

歯周病は、歯の表面などで細菌が毒素を作り、歯茎や歯を支えている骨に炎症が起こる状態のことを言います。

猫が歯周病になってしまうと、痛みによって食事が出来なくなるだけではなく、心臓や腎臓、肝臓などの疾患を起こす原因とも言われているので、とても注意をしなければいけない病気です。

歯周病は、炎症の原因である、溜まってしまった歯石の除去をし、歯石が再付着しないようコーティングを行う治療となります。

3.口内炎

口内炎は、口の中で細菌が繁殖し、歯ぐきや舌など口の中の粘膜に腫れや炎症が起こる状態のことを言います。

猫が口内炎になってしまうと、口から出血やよだれが多くなり、重症化すると痛みによってご飯やお水まで喉を通らなくなってしまいます。

口腔内の洗浄や歯石の除去、抜歯、抗生物質などで炎症を抑えるなどの治療をすることになりますが、口内炎は再発の可能性も多い厄介な病気です。

4.猫風邪

猫風邪は、「猫ウイルス性鼻気管炎(ヘルペスウイルス)」や「猫カリシウイルス感染症」などに感染している状態のことを言います。

猫が咳やくしゃみ、鼻水を頻繁にするようであれば猫風邪の疑いがあります。

猫風邪は、抗生剤や抗ウイルス剤を投与する治療となります。

5.腎不全

腎不全は、腎臓の機能が十分ではない状態を言い、「急性腎不全」と「慢性腎不全」に分けることができます。

腎不全は「水を良く飲む」、「オシッコに行く回数が増えた」、「毛づやが悪い」、「食べてる割には痩せてきた」などの症状があらわれ、口からは「アンモニア臭」がすると言われます。

末期であれば、治療しても回復することが出来ませんので、症状を注意深く見ることが大切です。

猫の口臭を予防する3つの方法

病気になってしまってからでは遅いので、日ごろ家庭で出来る口臭予防をしてみませんか。

いくつかご紹介いたしますので、是非、ご覧ください。

1.歯磨き

らくらく歯みがきシート

慣れている猫でしたら簡単かもしれませんが、歯磨きを普段やられていない方が大半です。

歯磨きは、歯に付いた食べかすなどが歯垢となる前に除去できますので、最低でも3~4日に1回は歯磨きをしてあげることがベストです。

しかし、小さいころからやり慣れていない猫は、いきなり歯ブラシを使って歯磨きをしようと思っても、必ず嫌がります。

まずは、歯を触ったり、歯茎を触ったりと徐々に慣らしてから、歯磨きをすることをおすすめいたします。

製品詳細

内容量:30枚入り
パッケージ:長さ205mm×横175mm×高さ35mm
シートサイズ:150mm×100mm
参考価格:540円

出典:http://item.rakuten.co.jp/doggoods/m154318/

2.液体歯磨き

どうしても歯磨きをやらせてくれない猫であれば、液体歯磨きなんていかがでしょうか。

液体歯磨きは、飲み水に入れるタイプや口にスプレーするタイプがあります。

口に入れるものですので、成分が気になるところですが、アメリカやカナダでは使用率が高く、安全性も証明されているのがこの商品です。

スプレーするだけで、口の中のケアが出来るのであれば、私たちもとても簡単ですね。

製品詳細

メーカー名:リバラブ
商品名:リーバスリー
内容量:29.6ml(1本)
使用可能回数:約240回(1本)
成分:蒸留水、25%エチルアルコール、植物抽出物(シソ科・バラ科)
参考価格:4,991円

出典:リーバスリー(LEBA3)

3.ペットフードの見直し

ロイヤルカナン

缶詰などのウェットフードは、柔らかいために歯垢がつきやすく、食べかすが残る場合が多いです。

ウェットフードからドライフードに変えるだけで、口臭が改善される可能性も高くなります。

歯磨きと同じく、ウェットフードからカリカリのドライフードに急に変えると、食べない可能性もありますが、徐々に食べてくれますので、すぐ食べないからと言って諦めない事が大切です。

ドライフードで歯垢が付きにくい総合栄養食ですので、いかがでしょうか。

製品詳細

メーカー名:ロイヤルカナン
商品名:歯垢・歯石が気になる成猫用
使用月齢:生後12カ月齢以上
参考価格:2,180円

出典:http://item.rakuten.co.jp/cat-land/9214427/?s-id=review_PC_il_item_01

まとめ

いかがでしたでしょうか。

猫の口腔内トラブルは、加齢とともに確率が高くなってきます。

やられている方も多いと思いますが、スキンシップだと思って、たまには猫ちゃんに顔を近づけてみてください。

もちろん、いつもと違う臭いが少しでも感じられたら、迷わず動物病院へ行かれることをおすすめいたします。

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