猫の情報

猫に魚をあげても大丈夫?与える際のメリットとリスクとは

2025年5月12日

猫 魚

「猫といえば魚が好き」というイメージを持っている人は多いのではないでしょうか?

アニメや絵本でも、魚をくわえる猫の姿はおなじみですが、実際に猫に魚を与えても良いのか、不安に思う飼い主さんも少なくありません。

たしかに、魚には猫にとって嬉しい栄養が含まれていますが、与え方を間違えると健康を損なう可能性もあるため注意が必要です。

ここでは、猫に魚を与える際のメリットや注意点、向いている魚・避けたい魚の種類、魚が好きすぎる猫への対応方法まで、わかりやすく解説します。

猫と魚の関係は本当に深い?

「猫といえば魚が好き」というイメージは、日本人にとっては非常に馴染み深いものです。

アニメや童話の中でも、魚をくわえる猫の姿は定番ですよね。

しかし実際には、猫の祖先であるリビアヤマネコは、砂漠地帯で暮らしていた完全な肉食動物。

魚ではなく、小動物(ネズミやトカゲ、鳥など)を狩って食べていたと言われています。

つまり、猫にとって魚は自然界で出会う機会の少ない食材だったのです。

ではなぜ、猫=魚のイメージが定着したのでしょうか?

日本の食文化と猫の関係

日本では古くから魚が豊富に流通しており、江戸時代以降は庶民の食卓にも魚がよく登場するようになりました。

魚のアラや骨を、猫に“残飯”として与える文化も広まり、「魚を食べる猫」は身近な存在となっていきます。

また、戦後の高度成長期には、アニメや絵本などのメディアで“魚好きの猫”というキャラクターが定着。

現代に至るまで、猫=魚のイメージが日本では根強く残っているのです。

猫は魚を本当に好きなのか?

実際に多くの猫が魚の匂いや味に強く反応するのは事実です。魚に含まれるタウリンアミノ酸の香りは、猫の嗅覚を強く刺激します。

ただし、すべての猫が魚を好むわけではなく、チキンやビーフを好む猫も多数います。

あくまで「魚=猫の絶対的好物」というよりも、文化と飼育環境によって根付いた嗜好といえるでしょう。

猫に魚を与えてもいいの?

猫に魚を与えても大丈夫なのか?

結論から言えば、調理方法や量に気をつければ問題ありません

実際、多くのキャットフードやおやつにも魚成分が使われており、猫にとっても馴染みのある食材です。

ただし、与え方を間違えると健康リスクを招く可能性もあるため、注意点をしっかり理解しておくことが大切です。

魚に含まれる栄養と猫へのメリット

魚には、猫の健康維持に役立つ栄養素が豊富に含まれています。

  • 良質なたんぱく質:筋肉や皮膚の維持に必要不可欠。
  • タウリン:猫にとって必須アミノ酸。心臓・目・免疫に関与。
  • DHA・EPA:青魚に多く含まれる不飽和脂肪酸。脳の健康や抗炎症作用が期待されます。

これらの成分は、成長期の猫やシニア猫の健康サポートにも役立ちます。

中でもタウリンは、猫が体内で合成できない栄養素のため、食事からの摂取が必要です。

与え方を間違えると起こる問題点

一方で、以下のような問題が起こる可能性もあります。

  • 栄養の偏り:魚ばかり食べるとビタミンE不足やカルシウム不足を引き起こすことがあります。
  • アレルギー:特定の魚種に対してアレルギーを持つ猫もいます。皮膚トラブルや消化不良の原因に。
  • 依存・偏食:嗜好性が高いため、魚しか食べなくなってしまう猫も。バランスの良い食事が取れなくなる恐れがあります。

特に市販の魚加工品(塩鮭・干物など)を人間用として与えるのはNG

塩分・添加物・骨などが健康を害する原因になります。

安全に与えるための基本ルール

総合栄養食のフードをベースにしながら、たまに魚を追加することで、猫の満足度もアップします。

大切なのは、猫の健康を損なわずに楽しませる工夫です。

猫に魚を与える際は、以下のポイントを守りましょう

  • 必ず加熱済み(焼く・茹でる)で与える
  • 塩・調味料を一切使わない
  • 骨を丁寧に取り除く(のどや消化器を傷つける可能性あり)
  • 主食ではなく、“トッピング”や“ごほうび”として与える

猫に向いている魚・避けたほうがいい魚

猫に魚を与える際は、どんな魚が安全で、どの魚は避けるべきかをきちんと把握しておくことが大切です。

以下では、「向いている魚」と「避けたほうがいい魚」をそれぞれ別の表に分けて、わかりやすくまとめました。

猫に向いている魚(加熱・無塩・骨なしで与えるのが前提)

魚の種類 与えて良い? 特徴・メリット
タラ(真鱈) 低脂肪・高たんぱくで消化に優しい。アレルギーも起こしにくい。
タイ・カレイ 白身魚で風味も穏やか。猫の嗜好にも合いやすい。
サーモン(加熱) DHA・EPAが豊富。脂肪が多めなので少量を目安に。
イワシ・アジ(加熱・少量) 青魚は栄養価が高いが、与えすぎると脂質過多に。週1〜2回までが目安。

猫に避けたほうがいい魚(または注意が必要な魚)

魚の種類 与えて良い? リスク・注意点
マグロ(生・加工品) ヒスタミン・水銀のリスクあり。食いつきが良すぎて偏食を招くことも。
生魚全般 × チアミナーゼによってビタミンB1が分解され、欠乏症を引き起こす恐れ。
干物・塩鮭・燻製魚 × 塩分・保存料・香辛料が多く、腎臓や肝臓に負担をかける。
骨付きの魚 × 骨が口内や消化管を傷つける可能性あり。必ず取り除くこと。

豆知識:青魚はメリットも多いが「適量」がカギ

イワシやサバなどの青魚は、確かにオメガ3脂肪酸やたんぱく質が豊富ですが、脂質過多による黄脂症(イエローファット)という炎症性疾患を起こすことがあります。

これは長期間にわたり、青魚を大量に食べ続けることで発症し、皮膚の腫れや痛み、元気消失などの症状が出ることがあります。

与えるなら週に1〜2回、少量が基本。加熱し、骨を取り除いた状態で安全に与えましょう。

魚が好きすぎる猫への注意点と与え方のコツ

猫の中には、まるで「魚しか食べたくない!」と言わんばかりに、魚系のフードやおやつに執着する子がいます。

こうした“魚大好き猫”に対して、ただ欲しがるまま与えてしまうと、栄養バランスが崩れたり、偏食が進んだりする恐れがあります。

ここでは、魚への依存を防ぎながら、猫の満足度も保てる与え方のコツをご紹介します。

魚ばかりを食べたがる猫への対処法

嗜好性の高い魚を好むあまり、総合栄養食(ドライやウェット)を食べなくなる猫もいます。

そんなときは、次のような工夫で魚への依存を減らすことができます。

  • フードに魚味を選ぶ(風味重視):チキンやビーフベースのフードに「魚風味」がついた製品を試すと、魚好きな猫でも栄養バランスを保てます。
  • トッピング式で取り入れる:総合栄養食に少量の加熱魚を混ぜて与えることで、徐々に慣れさせる。
  • ウェットとドライを併用する:ドライフードを食べない場合は、魚風味のウェットフードと併用してバリエーションを持たせましょう。

魚系おやつの使い方にも注意を

市販されている魚ベースのおやつは、猫の食いつきが非常に良い反面、与えすぎによる依存・カロリー過多に注意が必要です。

選ぶ際は以下のポイントを確認しましょう:

  • 主原料が魚で、添加物が少ない(グレインフリー・保存料控えめ)
  • 栄養補助食・一般食と表記されていないか(主食代わりにはNG)
  • 1日あたりの給与量が明記されている(必ず守る)

おやつとしての魚製品は、「ごほうび」や「特別なときだけ」と位置づけ、毎日の習慣にしないことが健康維持のポイントです。

多様な味を覚えさせる食育も大切

猫はもともと保守的な動物で、同じ食事を好む傾向がありますが、逆に少しずつ慣らしていけば、新しい味も受け入れることが可能です。

  • フードローテーションで魚以外の味にも慣らす
  • 「少量・短期間」から始め、猫の反応を見る
  • 手作り食に挑戦する場合は獣医に相談を

一つの味に偏らず、健康的で楽しい“食の経験”を増やすことが、猫の満足度と健康寿命の延伸につながります。

まとめ

魚は猫にとって魅力的な食材ですが、与え方を誤ると栄養バランスの偏りや健康リスクを招くこともあります。

「加熱・無塩・骨なし」を基本に、安全な種類を少量ずつ取り入れることで、魚のメリットを活かしながら猫の健康を守ることができます。

また、魚味ばかりに偏らないように工夫し、多様な味に触れさせることも長い目で見て大切です。

愛猫が楽しく、美味しく、そして健康に過ごせるように、魚との付き合い方を見直してみましょう。

海外ペット用医薬品通販の決定版!

愛犬や愛猫の健康維持に欠かせない医薬品、国内では手に入りにくいこともありますよね。

そんなときにおすすめなのが、犬猫ペット用品の個人輸入代行「うさパラ」です!

「うさぱら」では、愛するペットのために安心してご利用いただける医薬品を、手軽にお届けします。

「うさぱら」で購入するメリットはこちら

  • 豊富な品揃え:犬猫用の医薬品が充実!必要な商品がきっと見つかります。
  • 安心の正規品保証:信頼のおける仕入れ先から直接輸入。品質にこだわっています。
  • お手頃価格:海外輸入だからこそ実現できる、コストパフォーマンスの良さ。
  • 簡単注文システム:日本語対応の分かりやすいサイトで、初めての方も安心。
  • 迅速な配送:最短で3~5営業日でお届け!(地域による)

国内で入手困難な医薬品も、「うさぱら」なら簡単に手に入れることが可能です。

大切なペットのために、信頼と実績のある「うさぱら」をぜひご利用ください!

ペット医薬品の個人輸入代行

ペット くすり
ペットくすり ペットくすり業界の老舗!

安全保障!
とくにジェネリック医薬品が人気
リピーター率50%以上!
詳細ページ
  • この記事を書いた人

なび猫情報局

このメディアは、猫の様々な気になる情報について解説しています。 こんな情報が欲しいなど、どんどんコメントいただければ幸いです。

-猫の情報