猫の病気

猫が虫歯にならないたった2つの理由

2017年8月15日

猫 虫歯

猫を飼っている方「猫は虫歯にならない」って聞いたことはありませんか?

実際、私の家にも9歳の女の子(ミケ猫)がいますが、まだ虫歯になったことはありません。

インターネットで猫の虫歯について検索してみると、

猫には虫歯が無い!!

獣医さん達も皆さん断言しているのです。
ここでは、そんな猫の虫歯について詳しく紹介したいと思います。

猫が虫歯にならないたった2つの理由

猫が虫歯にならない理由をくまなく探していると、主に以下の理由によって虫歯にならないことが分かりました。

  • 猫の歯の形状
  • 口内のpH値

猫の歯は、鋭く尖っていることや人間のような平らなくぼみが無いことで、食べカスが歯の上に長時間残りにくい事。

もう一点は、人の口内は、pH6.5~7.0で、弱酸性と言われていますが、猫の口内は、pH8.0~9.0で、アルカリ性です。

虫歯菌は、酸性の環境でないと繁殖しにくと言われているので、アルカリ性である猫の口内には虫歯が無いのです。

しかし、うちの猫は虫歯になってる!と思う方もいらっしゃるかもしれません。

もしそうであれば、虫歯ではなく違う口内の病気を疑うべきです。

虫歯ではない猫の口内の病気

1.歯肉炎

猫に多い口内の代表的な病気として「3歳以上の猫の約80%」がかかっていると言われているのが歯周病です。

歯肉炎は、歯周病になる前の病気のことを言います。

通常、猫の歯茎の色は「きれいなピンク色」と言われていますが、歯肉炎になってしまった歯茎の色は「ピンクの中に赤み」が見られます。

さらに、歯茎が赤く腫れあがっており、炎症を起こしている状態を「歯肉炎」と言います。

ほとんどの歯肉炎は、歯垢が原因と言われていますが、他にも歯肉炎になってしまうであろう原因を以下にご紹介いたします。

原因
・年齢:3歳以上の猫の約80%とも
・ウイルス:猫ヘルペス、カリシウイルス、猫エイズなど
・体質:生まれ持った

歯肉炎の治療方法

猫が歯肉炎になってしまった場合は、家庭で完治させることは難しく動物病院で治療を受けることになるでしょう。

歯肉炎が軽度の場合は、「抗生剤の投与」や「口の中の洗浄」の治療となります。

動物病院での判断にもよりますが、重度もしくは歯周病に変わってしまっている場合は、炎症の原因である、溜まってしまった歯石の除去をすることになります。

大体の治療費ですが、歯石除去で「7,000円~」程かかり、レントゲンや抗生剤を含めると約20,000円程度かかってしまうかもしれません。

私たちと違って公的な健康保険の制度がないので、治療費は全額自己負担になります。

2.歯周病

猫の口の中の代表的な病気として「3歳以上の猫の約80%」がかかっていると言われているのが歯周病です。

歯の表面などで細菌が毒素を作り、歯茎や歯を支えている骨に炎症が起こる状態のことを「歯周病」と言います。

猫が歯周病になってしまうと、痛みによって食事が出来なくなるだけではなく、心臓や腎臓、肝臓などの疾患を起こす原因とも言われているので、とても注意をしなければいけない病気なのです。

歯周病の原因となるのは歯垢の細菌です。

歯垢以外にも歯周病になってしまうであろう原因を以下にご紹介いたします。

原因
・年齢:3歳以上の猫の約80%とも
・猫種:特定の猫種で多く見られるそうです(アビシニアンやソマリ)
・免疫力低下:感染症によって免疫力が低下している場合にかかりやすい
・ウェットフード:柔らかく粘着質な食べ物ばかりの食事
・口の中が不衛生

歯周病の治療方法

猫が歯周病になってしまった場合は、動物病院での治療となります。

動物病院では、炎症の原因である、溜まってしまった歯石の除去をすることになりますが、一般的には、全身麻酔をして、「歯の動揺度」、「歯周ポケットの測定」、「レントゲン撮影」、などの検査を行い、歯の状態を把握しながら適切な治療を行っていきます。

最後に、歯石が再付着しないようコーティングを行ってから、歯の表面を滑らかにして終了です。

治療費については、歯肉炎と似た処置になりますが、全身麻酔や抜歯をする可能性があり、約30,000円程度かかると思った方が良さそうです。

猫にも歯磨きをして予防しよう

うちには猫がいますので、同じ感じのうちもたくさんあると思いますが、歯磨きなんてとっても嫌がります。

適当に歯ブラシを買ってきて、嫌がる猫に歯磨きをしても歯茎を傷つけるだけで、嫌なイメージしか残らず、悪循環が生まれます。

まずは、口元から徐々に触っていき、歯を触り、前歯から奥歯まで触っても嫌がらなくなってから、歯ブラシをしてみるとスムーズに行くかもしれません。

もちろん、猫によっては嫌がらない場合もありますので、嫌がる猫にはこんな歯ブラシはいかがでしょうか。

1.らくらく歯磨きシート

らくらく歯みがきシート

らくらく歯みがきシートは、汚れを拭き取りお口をすっきり清潔にしてくれます。

さわやかな緑茶フレーバーで、消臭・抗菌作用のある天然由来成分グレープフルーツ種子抽出エキス配合。

特殊シートの溝が汚れをかき取ります。

また、紙のシートなので、使用後も燃えるごみとして処分できますので簡単ですね。

製品詳細

内容量:30枚入り
パッケージ:長さ205mm×横175mm×高さ35mm
シートサイズ:150mm×100mm
参考価格:540円

出典:http://item.rakuten.co.jp/doggoods/m154318/

2.シグワン

シグワン

シグワンは、手軽で簡単な歯ブラシです。

約2万本の極細毛で歯と歯ぐきをブラッシングし、普通の歯ブラシのように硬い部分が歯に当たらないので、歯茎を傷つけません。

歯ブラシ初心者にピッタリな商品と言えます。

製品詳細

Sサイズ:全長14.5cm
ブラシ部分約1.2cm
ブラシ直径11.7mm
毛のかたさ:やわらかめ
参考価格:680円

出典:http://item.rakuten.co.jp/bakky/compass1472905064/

3.グリニーズ

猫用グリニーズ

どうしても歯磨きが出来ない猫ちゃんは、このような商品はいかがでしょうか。

猫用グリニーズは、おやつ感覚であげられる歯磨き専用スナックです。

噛むことで歯垢と歯石の蓄積をコントロールできます。

猫によっては合わない子もいるようですので、ちょっとあげてみて判断してみてはいかがでしょうか。

製品詳細

内容量:30枚入り
パッケージ:長さ205mm×横175mm×高さ35mm
シートサイズ:150mm×100mm
参考価格:448円

出典:http://item.rakuten.co.jp/kurosu/10025241/

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「ケガをして高額な治療費がきたらどうしようか」と心配されている方も多いかもしれませんが、今は「ペット保険」という保険サービスがあり、万が一に備えることが出来ます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

猫には虫歯にならないことが分かったと思います。

しかし、虫歯よりも怖いのが「歯周病」。

歯周病は、飼い主であるあなたしか予防することが出来ませんので、焦らずゆっくりと楽しみながら歯磨きをしてみてください。

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