犬の病気

【主な病気別】知っておくべき小型犬の治療費の目安

2016年5月9日

小型犬治療費

「小型犬を飼っている」や「これから小型犬を飼おう」と思っている皆さんは、怪我や病気で動物病院に行った際に、治療費にどのくらいの費用がかかるのかご存じですか?

犬や猫は健康保険がありませんので、治療や手術の費用が高額になってしまうこともあります。

飼犬の怪我や病気は、いつ起こるか予測することはできませんよね。

獣医師の診療料金は、独占禁止法により、基準料金を決めたり、獣医師同士が協定して料金を設定したりすることが禁じられていて、病院によってバラバラなんです。

この記事では、おおよその料金になってしまいますが、「小型犬の治療費」をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

※動物病院によって料金が違いますので、記事内の料金はあくまで参考としていただければ幸いです。

小型犬の治療費について

小型犬の治療費の大まかな内訳は、以下となります。

  • 初診料
  • 再診料
  • 時間外診療
  • 各手術料
  • 各検査料
  • 注射・輸血料
  • 一般処置料
  • 入院費

獣医師の診療料金は、独占禁止法により、獣医師団体(獣医師会等)が基準料金を決めたり、獣医師同士が協定して料金を設定したりすることが禁じられています。

つまり、現行法のもとでは獣医師は各自が料金を設定し、競争できる体制を維持しなければならないことになっています。

主な病気別の小型犬の参考治療費

小型犬におこる主な病名と概要、参考治療費をご紹介します。

1.胃アトニー

病名 胃アトニー
(いあとにー)
概要 胃下垂とも言われ、胃の運動機能が低下し、胃の先の十二指腸まで食べ物を送り出すことができなくなる病気です。
参考治療費 約140,000円~

2.胃癌

病名 胃癌
(いがん)
概要 胃にできる悪性腫瘍で、転移性も強く、検査をしても見つけにくい病気です。
参考治療費 約200,000円~

3.異物誤飲

病名 異物誤飲
(いぶつごいん)
概要 誤って何か異物を飲んでしまった時のことです。
参考治療費 約80,000円~

4.気管支炎

病名 気管支炎
(きかんしえん)
概要 空気の通り道である気管に炎症が発生した状態のことです。
参考治療費 約100,000円~

5.頸椎ヘルニア

病名 頸椎ヘルニア
(けいついへるにあ)
概要 首の神経を圧迫し、様々な神経疾患を起こす病気です。
参考治療費 約140,000円~

6.骨折

病名 骨折
(こっせつ)
概要 小型犬など骨が細く、ちょっとした衝撃で折れてしまう症状のことです。
参考治療費 約120,000円~

7.殺菌性胃腸炎 / 皮膚炎

病名 殺菌性胃腸炎/皮膚炎
(さっきんせいいちょうえん/ひふえん)
概要 細菌が入り込むことによる犬の感染症です。
参考治療費 約70,000円~

8.子宮蓄膿症

病名 子宮蓄膿症
(しきゅうちくのうしょう)
概要 避妊手術をしていないメスに多く見られ、子宮内に細菌感染が起こり、膿がたまる病気です。
参考治療費 約150,000円~

9.子宮内膜炎

病名 子宮内膜症
(しきゅうないまくしょう)
概要 子宮の内部を覆っている子宮内膜と呼ばれる部分に炎症がおこること、長引くと子宮蓄膿症に発症します。
参考治療費 約140,000円~

10.膝蓋骨脱臼

病名 膝蓋骨脱臼
(しつがいこつだっきゅう)
概要 ひざの関節の皿が正常な位置からずれ、足を痛がる、足をかばう、引きずるなどの症状が現れる病気です。
参考治療費 約120,000円~

11.靭帯断裂

病名 靭帯断裂
(じんたいだんれつ)
概要 における最も多い損傷です。
参考治療費 約130,000円~

12.水腎症

病名 水腎症
(すいじんしょう)
概要 尿の流れが何らかの原因で滞り、腎盂(じんう)に尿がたまってふくらんでしまった状態です。
参考治療費 約130,000円~

13.成熟白内障

病名 成熟白内障
(せいじゅくはくないしょう)
概要 水晶体の混濁が全体にわたり、眼底見えない状態・視覚消失の状態のことです。
参考治療費 約160,000円~

14.組織球腫

病名 組織球腫
(そしききゅうしゅ)
概要 犬特有の皮膚の腫瘍です。
参考治療費 約160,000円~

15.僧帽弁閉鎖不全症

病名 僧帽弁閉鎖不全症
(そうぼうべんへいさふぜんしょう)
概要 心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁という弁の異常で、の心臓病では最も多いと言われています。
参考治療費 約100,000円~

16.多中心型リンパ腫

病名 多中心型リンパ腫
(たちゅうしんがたりんぱしゅ)
概要 末梢のリンパ節が腫大している場合で犬のリンパ腫では最も多い型です。
参考治療費 約280,000円~

17.腸炎

病名 腸炎
(ちょうえん)
概要 小腸と大腸の粘膜上の炎症で、急性や慢性があります。
参考治療費 約120,000円~

18.腸管閉塞

病名 腸管閉塞
(ちょうかんへいさ)
概要 腸管の内容物の通過が、何らかの原因で詰まってしまった状態です。
参考治療費 約150,000円~

19.椎間板ヘルニア

病名 椎間板ヘルニア
(ついかんばんへるにあ)
概要 激しい運動や老化で骨がもろくなることで椎間板への負担がかかり、損傷することが原因で起こる病気です。
参考治療費 約140,000円~

20.癲癇

病名 癲癇
(てんかん)
概要 痙攣や体の硬直などの症状が発作となって現れる、慢性の脳の病気です。
参考治療費 約250,000円~

21.橈尺骨骨折

病名 橈尺骨骨折
(とうしゃっこつこっせつ)
概要 チワワやトイプードル、パピヨン等の手脚が細くて弱い小型犬に多く見られる骨折です。
参考治療費 約100,000円~

22.乳腺腫瘍

病名 乳腺腫瘍
(にゅうせんしゅよう)
概要 主にメスの乳首周辺に発生する代表的な固形癌です。
参考治療費 約100,000円~

23.尿結石

病名 尿結石
(にょうけっせき)
概要 膀胱や尿道に砂や石のような物質(結石)がたまってしまう病気です。
参考治療費 約170,000円~

24.肥満細胞腫

病名 肥満細胞腫
(ひまんさいぼうしゅ)
概要 皮膚や皮下に多くみられる悪性の腫瘍です。
参考治療費 約170,000円~

25.腹部消化管損傷

病名 腹部消化管損傷
(ふくぶしょうかかんそんしょう)
概要 小腸や十二指腸などに、なんらかの外傷によって引き起こされる損傷です。
参考治療費 約140,000円~

26.膀胱破裂 / 会陰ヘルニア

病名 膀胱破裂/会陰ヘルニア
(ぼうこうだんれつ / えいんへるにあ)
概要 肛門のまわりにある隙間から、お腹の中の臓器が飛び出る病気です。
参考治療費 約240,000円~

27.膀胱結石

病名 膀胱結石
(ぼうこうけっせき)
概要 尿路結石症のなかで最も多くみられる、膀胱に結石ができる病気です。
参考治療費 約170,000円~

28.免疫介在性血性板減少症

病名 免疫介在性血性板減少症
(めんえきかいざいせいけっしょうばんげんしょうしょう)
概要 血を固める作用を持つ血小板の数が病的に減ってしまった状態です。
参考治療費 約170,000円~

29.免疫介在性溶血

病名 免疫介在性溶血
(めんえきかいざいせいようけつ)
概要 体内の免疫システムが赤血球を破壊し、貧血を起こす病気です。
参考治療費 約170,000円~

30.リンパ腫

病名 リンパ種
(りんぱしゅ)
概要 6~8歳くらいの中高齢に多く発症し、体の中のリンパ球が腫瘍(がん)になってしまったものです。
参考治療費 約160,000円~

ペットの保険について

犬や猫には公的な医療保険はありません。

一緒に生活しているペットも私たちと同じように、病気にかかったりケガをします。

小型犬の治療費は高額で、長期治療が必要になることもあるでしょう。

そんな時に、大切なペットの病気やケガに備えるのが「ペット保険」です。

「ペット保険」に加入することで、飼い主さんの金銭的な不安を解消できますので、金銭面で通院を悩む機会も減少するのではないでしょうか。

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まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。

重ねてにはなりますが、小型犬の治療費は、動物病院によって違いがあります。

この記事内の金額は、およその治療費を把握するための参考としていただければ幸いです。

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