最近テレビや、犬や猫の専門誌でも取り上げられる機会の多いペット保険。
皆さんも、なんとなくは認識しているのではないでしょうか。
犬や猫には人間と同じような公的な医療保険は存在しません。
一生涯健康でいてくれれば良いですが、病気やケガは急に患うものです。
その時になって、動物病院から莫大な治療費が発生すると知らされ、お金と命を天秤にかけるなんてこと絶対にしたくないですよね。
この記事では、2015年PS保険で、ペット保険の高額支払いが発生した病気の上位10選をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
ペット保険について
ペット保険は、人間と違って公的な医療保険が存在しない犬や猫の治療費用を、サービスによって幅はありますが、約7割程度カバーしてくれるサービスです。
- 動物病院に行って診察して、くすりをもらったら高額な支払いが・・・
- 通院、手術で高額な支払い請求が・・・
なんて時に、ペット保険は、犬や猫の命とお金を天秤にかけることなく、病気の治療をしてあげることができます。
最近は、ペットの高齢化が進み、人間と同じく「癌や心臓病」を患う犬や猫も増えてきています。
そのため、高額請求が発生しても安心な、ペット保険への加入者が増加しつつあります。
保険金支払いに関する注意
ペット保険の保険金支払いは、人間の医療保険と同じく、治療費を一旦動物病院に全額支払う必要があります。
その後、各保険会社の請求用紙を記入し、郵送し約4日程度で、保険会社から保険金が支払われます。
保険会社によって手続きの内容や支払いまでの期間などに違いがありますので、必ず保険会社へ確認をしてください。
高額支払いが発生した病気上位10選
1.アポクリン腺ガン
アポクリン腺ガン(あぽくりんせんがん)は、肛門の近くにある器官(におい袋の様なもの)にできる比較的稀な悪性腫瘍です。
以前は、メス犬に多いとされていましたが、最近ではオス犬、メス犬とも大差はないと言われています。
種類 | 入院日数 | 支払金額 |
中型犬 | 約4日 | 503,100円 |
2.肝臓疾患
肝臓疾患(かんぞうしっかん)は、肝臓に炎症が起きたり、細胞が壊れたりすると細胞に脂肪がたまり、本来の働き出来なくなることです。
肝臓疾患になると栄養障害や解毒機能低下など体のいたる所に障害が出てきます。
種類 | 入院日数 | 支払金額 |
小型犬 | 6日 ~ 10日 | 466,700円 |
3.骨肉腫
骨肉腫(こつにくしゅ)は、7歳前後の大型犬に多く見られる、骨の奥深くに発生する腫瘍(ガン)です。
動物病院で診断を受けた時には、他の部分に転移していると言われていますので、注意が必要です。
種類 | 入院日数 | 支払金額 |
大型犬 | 4日 ~ 5日 | 415,000円 |
4.椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニア(ついかんばんへるにあ)は、激しい運動や老化で骨がもろくなることで椎間板への負担がかかり、損傷することが原因で起こる病気です。
ペット保険でも上位の保険支払い実績がある病気の一つとなっています。
種類 | 入院日数 | 支払金額 |
小型犬 | 約6日 | 384,600円 |
5.橈骨骨折
橈骨骨折(とうこつこっせつ)は、トイプードルや骨格が細い犬種などで多く見られる骨折です。
椅子や机から飛び降りただけで簡単に折れてしまうので、注意が必要ですね。
種類 | 入院日数 | 支払金額 |
小型犬 | 約7日 | 330,500円 |
6.膵炎
膵炎(すいえん)は、急性と慢性があり、膵臓から作り出す膵液によって、炎症を引き起こす病気です。
肥満気味の中年から老犬のメス犬に多く、とくに急性膵炎は、重症な病気となってしまいますので注意が必要です。
種類 | 入院日数 | 支払金額 |
小型犬 | 約7日 | 325,400円 |
7.白内障
白内障(はくないしょう)は、目の水晶体が白くにごって網膜に光が届かなくなることにより、視力が低下する病気です。
6歳以上の老犬が発症する確率が高いとされています。
種類 | 入院日数 | 支払金額 |
小型犬 | 4日 | 320,600円 |
8.咽頭がん
咽頭がん(いんとうがん)は、口の中に発生する腫瘍(ガン)です。
高齢になるほど発症するリスクは高くなりますが、口の中にできる悪性腫瘍の種類を特定することが大切です。
種類 | 入院日数 | 支払金額 |
小型犬 | 約7日 | 319,400円 |
9.結石 / 膀胱炎
結石(けっせき)や膀胱炎(ぼうこうえん)は、猫下部尿路疾患(FLUTD)の代表的な病気です。
膀胱や尿道に砂や石のような物質(結石)がたまってしまい、結石が大きくなってしまった場合は、手術によって取り除くことになります。
種類 | 入院日数 | 支払金額 |
猫 | 3日 ~ 7日 | 315,700円 |
10.異物誤飲
異物誤飲(いぶつごいん)は、誤って何か異物を飲んでしまった時のことです。
内視鏡では取りきれないようなものを飲み込んだ場合には、開腹手術をすることになりますので、費用が高額になる場合があります。
種類 | 入院日数 | 支払金額 |
小型犬 | 約7日 | 330,300円 |
まとめ
最後までお読みになっていただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
ご紹介したように、犬や猫が病気を患うと想像以上に高額な治療費が発生します。
そんな時に、加入しておけば良かったと後悔しないようにペット保険への加入を検討されてみていかがでしょうか。
この記事が、ペット保険への加入を検討するキッカケになれば幸いです。