「大型犬を飼っている」や「これから大型犬を飼おう」と思っている皆さんは、怪我や病気で動物病院に行った際に、治療費にどのくらいの費用がかかるのかご存じですか?
犬や猫は健康保険がありませんので、治療や手術の費用が高額になってしまうこともあります。
犬の怪我や病気は、いつ起こるか予測することはできませんよね。
獣医師の診療料金は、独占禁止法により、基準料金を決めたり、獣医師同士が協定して料金を設定したりすることが禁じられていて、病院によってバラバラなんです。
この記事では、おおよその料金になってしまいますが、「大型犬の治療費」をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
※動物病院によって料金が違いますので、記事内の料金はあくまで参考としていただければ幸いです。
大型犬の治療費について
大型犬の治療費の大まかな内訳は、以下となります。
- 初診料
- 再診料
- 時間外診療
- 各手術料
- 各検査料
- 注射・輸血料
- 一般処置料
- 入院費
獣医師の診療料金は、独占禁止法により、獣医師団体(獣医師会等)が基準料金を決めたり、獣医師同士が協定して料金を設定したりすることが禁じられています。
つまり、現行法のもとでは獣医師は各自が料金を設定し、競争できる体制を維持しなければならないことになっています。
病名別の大型犬の参考治療費
大型犬におこる主な病名と概要、参考治療費をご紹介します。
1.異物誤飲
病名 | 異物誤飲 (いぶつごいん) |
概要 | 誤って何か異物を飲んでしまった時のことです。 |
参考治療費 | 約140,000円~ |
2.肝炎
病名 | 肝炎 (かんえん) |
概要 | 細菌やウィルスが原因で引き起こされる肝臓の炎症です。 |
参考治療費 | 約90,000円~ |
3.基底細胞腫
病名 | 基底細胞腫 (きていさいぼうしゅ) |
概要 | 基底部と呼ばれる皮膚の表面部分にできる腫瘍のことです。 |
参考治療費 | 約440,000円~ |
4.急性腎不全
病名 | 急性腎不全 (きゅうせいじんふぜん) |
概要 | 急激な腎機能の低下による状態のことです。 |
参考治療費 | 約180,000円~ |
5.骨肉腫
病名 | 骨肉腫 (こつにくしゅ) |
概要 | 7歳前後の大型犬に多く見られる、骨の奥深くに発生する腫瘍(ガン)です。 |
参考治療費 | 約200,000円~ |
6.靭帯断裂
病名 | 靭帯断裂 (じんたいだんれつ) |
概要 | 靭帯が全体的に、または部分的に断裂する事です。 |
参考治療費 | 約260,000円~ |
7.脊髄腫瘍
病名 | 脊髄腫瘍 (せきずいしゅよう) |
概要 | 脊髄およびその周囲組織にできる腫瘍により、脊髄が圧迫される病気です。 |
参考治療費 | 約250,000円~ |
8.前十字靭帯断裂
病名 | 前十字靭帯断裂 (ぜんじゅうじじんたいだんれつ) |
概要 | 膝関節内で大腿骨と脛骨を結ぶ太い靭帯が、完全または部分的に断裂することです。 |
参考治療費 | 約160,000円~ |
9.組織球肉腫
病名 | 組織球肉腫 (そしききゅうにくしゅ) |
概要 | 樹状細胞由来の悪性腫瘍(ガン)のことです。 |
参考治療費 | 約200,000円~ |
10.肥満細胞腫
病名 | 肥満細胞腫 (ひまんさいほうしゅ) |
概要 | 肥満細胞が腫瘍化する病気のことです。 |
参考治療費 | 約370,000円~ |
11.リンパ球性腸炎
病名 | リンパ球性腸炎 (りんぱきゅうせいちょうえん) |
概要 | リンパ球と形質細胞が腸の粘膜内に過度に浸潤し、慢性の嘔吐や下痢、食欲・体重の減少、低タンパク血症を引き起こす炎症性腸疾患のことです。 |
参考治療費 | 約170,000円~ |
ペットの保険について
犬や猫には公的な医療保険はありません。
一緒に生活しているペットも私たちと同じように、病気にかかったりケガをします。
大型犬の治療費は高額で、長期治療が必要になることもあるでしょう。
そんな時に、大切なペットの病気やケガに備えるのが「ペット保険」です。
「ペット保険」に加入することで、飼い主さんの金銭的な不安を解消できますので、金銭面で通院を悩む機会も減少するのではないでしょうか。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
重ねてにはなりますが、大型犬の治療費は、動物病院によって違いがあります。
この記事内の金額は、およその治療費を把握するための参考としていただければ幸いです。