はじめまして、この記事にインターネット検索から訪れた方は、マンクスをこれから飼おうか悩まれていて、複数のページを閲覧されたのではないでしょうか?
この記事では、「マンクスとは」「基本データ」「飼い方」「かかりやすい病気やケガ」をご紹介しています。
既に知っている情報もあるかもしれませんが、この記事が、マンクスを飼われようとされている皆さまの参考になりましたら幸いです。
マンクスとは
歴史
マンクスの歴史は古く、1600年~1800年代にイギリスの「マン島」に立ち寄った商人が持ち込んだ猫と、士着猫とが交配し、しっぽの短い突然変異種が生まれた事が始まりとされています。 あまりに珍しい、尻尾の無い猫マンクスの尻尾に関する逸話を3つご紹介します。
- ノアの方舟に駆け込もうとした猫のしっぽを船員が誤ってドアで挟んでしまい、無くなってしまったという話
- 猫とウサギの交配によって生まれた猫だという話
- マン島の戦士たちは、猫のしっぽを使ってヘルメットを装飾していたため、それを知った母猫が生まれたばかりの子猫のしっぽを噛みちぎり、殺されないよう知恵を伝えたと言う話
マンクスは尻尾の形状などから、4種類に分類されています。
尻尾の形状 | 種類 |
尻尾が無い | ランビー |
尻尾の骨が1~2節程度残っている | ランピーライザー |
短くて動かない尻尾を持つ | スタンピー |
短い尻尾を持つ | ロンギー |
1871年、マンクスはイギリスで開催された世界初のキャットショーにも出場し、1920年代に、CFA(The Cat Fanciers' Association, Inc.)に公認されます。
基本データ
表記 / 原産国 / 名前の由来
説明 | |
日本語表記 | マンクス |
英語表記 | Manx |
原産国 | イギリス |
名前の由来 | イギリスとアイルランドの間にある 「マン島」で自然発生したしっぽがない猫から |
体重 / 平均寿命
性別 | 雄(オス) | 雌(メス) |
体重 | 約4.0kg ~ 約6.0kg | 約3.0kg ~ 約5.0kg |
平均寿命 | 11~14歳 |
体型 / 性格 / 運動量
説明 | |
体型 | コビー (胴が短く、がっしり型) |
性格 | 穏やか、賢い、人見知り |
運動量 | 少なめ |
眼の色 / 毛種 / 毛色
説明 | |
眼の色 | ブルー、グリーン、ゴールドなどすべての色 |
毛種 | 短毛 |
毛色 | ブルー、ブラック、ホワイト などすべての色 |
飼い方の注意点 / お手入れの仕方
飼い方の注意点
マンクスは、そこまで激しい運動は好みませんので、肥満防止のため食事と運動量に注意し、栄養バランスの取れた食事を与えるようにしましょう。
お手入れの仕方
マンクスは、短毛種の猫なので、長毛種の猫と比べると抜け毛が少なく、お手入れしやすい猫です。
1日1回程度、むだ毛を取り除いてあげるくらいのブラッシングを行い、シャンプーは、月に1回程度行うと良いでしょう。
かかりやすい病気やケガ
毛球病
毛球病(もうきゅうびょう)は、毛づくろいでなめて飲み込んだ毛が、胃や腸などの消化管に溜まり発症する病気です。
長毛種の猫に多く見受けられ、食欲低下や便秘などの症状が現れます。
皮膚疾患
皮膚疾患(ひふしっかん)は、さまざまな種類がある皮膚の病気です。 「じんましん」、「皮膚炎」、「湿疹」などの症状が見られます。
マンクス症候群
マンクス症候群(まんくすしょうこうぐん)は、マンクスの同種を交配させた際に、出生時や出生直後、また4か月ほどして腸や膀胱の障害で死亡してしまう、マンクス特有の遺伝病です。
交配には、専門的な知識が必要な猫種と言われています。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
マンクスは、後ろ足よりも前足の方が長いので、特長的な歩きかたをします。
跳ねるように歩く姿は「マンクスホップ」や「ラビットキャット」とも言われ、マンクスの特徴の一つです。
この記事が猫選びのご参考になりましたら幸いです。