はじめまして、この記事にインターネット検索から訪れた方は、チワワをこれから飼おうか悩まれていて、複数のページを閲覧されたのではないでしょうか?
この記事では、「チワワとは」「基本データ」「飼い方」「かかりやすい病気やケガ」をご紹介しています。
既に知っている情報もあるかもしれませんが、この記事が、チワワを飼われようとされている皆さまの参考になりましたら幸いです。
チワワとは
チワワの歴史
チワワの歴史は、諸説ありますが、いずれの説が真実かは、はっきりしていません。
この記事では、チワワの起源とされる説を3つ記載いたします。
- 現在のメキシコに住んでいたトルテカ族が飼っていた「テチチ」という犬という説
- 中国で小型化された犬をスペインの貿易商がメキシコに持ち込んだという説
- 古代エジプトで生まれ、地中海の各地で育っていたという説
1850年、メキシコのチワワ州を訪れたアメリカ人が、3頭の小さな犬を発見。
その後、アメリカに持ちかえり繁殖することになりました。
1904年、アメリカンケネルクラブ(American Kennel Club)にチワワとして登録されることになります。
当時のアメリカは、愛玩犬の需要が無く使役犬に人気があったため、チワワの人気はあまり高くなかったようです。
1959年、チワワは国際畜犬連盟(Federation Cynologique Internationale)にも登録され、愛玩犬としての人気が高まり、現代でも人気の犬種となっています。
基本データ
表記 / 原産国 / 名前の由来
説明 | |
日本語表記 | チワワ |
英語表記 | Chihuahua |
原産国 | メキシコ |
名前の由来 | メキシコのチワワ州で発見されたことから |
体重 / 体高
性別 | 雄(オス) | 雌(メス) |
体重 | 約1kg ~ 約3kg | 約1kg ~ 約3kg |
体高 | 15cm ~ 23cm | 13cm ~ 20cm |
平均寿命 / 性格 / 運動量
説明 | |
平均寿命 | 10~16歳 |
性格 | 活発、好奇心旺盛、甘えん坊、用心深い、臆病 |
運動量 | 少なめ |
毛質 / 毛色 / 耳の形
説明 | |
毛質 | 柔らかくさらさら |
毛色 | ブラックタン、フォーン、他すべての色 |
耳の形 | 立ち耳 |
飼い方の注意点 / お手入れの仕方
飼い方の注意点
チワワは、室内の運動だけで十分と言われがちですが、時間があるときに散歩に連れて行ってあげると良いでしょう。
チワワは、暑さと寒さの両方に弱く、季節によって温度調節をしっかりとしてあげることが大切です。
好奇心旺盛ですが臆病な一面があります。
また、良く吠える犬なので、無駄吠えのしつけを行うと良いでしょう。
お手入れの仕方
チワワは、長毛種のロングコートと短毛種のスムースコートの2種類に分けられますが、ロングコート、スムースコートともにブラッシングは1日1回程度、シャンプーは2週間に1回程度は行うと良いでしょう。
かかりやすい病気やケガ
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)は、ひざの関節の皿が正常な位置からずれ、足を痛がる、足をかばう、引きずるなどの症状が現れる病気です。
フローリング等の硬くて滑りやすい場所には、絨毯やマット等を敷いて、膝に負担をかけないことが大切です。
水頭症
水頭症(すいとうしょう)は、脳内に脳脊髄液と呼ばれる液体が異常に増え、脳を圧迫し、様々な神経症状が現れる病気です。
先天性と後天性に分けられ、チワワは先天性が多く見受けられますので注意が必要です。
尿路結石症
尿路結石症(にょうろけっせきしょう)は、膀胱や尿道、腎臓に結石ができてしまう病気のことです。
腎臓結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石など種類が多く、尿路結石は気づきにくいとも言われていますので、犬の行動変化をよく観察することが大切です。
低血糖症
低血糖症(ていけっとうしょう)は、血液中の糖分濃度が低下し、細胞への栄養補給が十分に行われない状態のことです。
とくに生後3カ月ぐらいまでの子犬の低血糖症には、注意が必要です。
気管虚脱
気管虚脱(きかんきょだつ)は、気管と呼ばれる、のどと肺を結ぶ管が途中で押しつぶされ、呼吸が出来なくなる病気のことです。
軽い咳から始まり、最終的にはチアノーゼを引き起こすほど呼吸困難に陥る場合がありますので、注意が必要です。
僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)は、心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁という弁の異常で、犬の心臓病では最も多いと言われています。
肺に水が溜まってしまう、肺水腫を引き起こす場合もありますので、注意しましょう。
肛門囊炎
肛門囊炎(こうもんのうえん)は、肛門の両脇にある肛門囊と呼ばれる部分に、炎症が起きる状態のことです。
肛門の周りに赤みや腫れが出て、かゆがったり、痛みで吠えたりしますので、日々の行動をよく確認しましょう。
角膜炎
角膜炎(かくまくえん)は、眼をこすったり、まつげが眼に入ることによって、黒目部分を覆っている角膜が傷つき、炎症を引き起こす病気のことです。
涙や目やにが多い、まばたきが多い、などの症状があらわれたら注意が必要です。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
チワワは、室内で飼うにはピッタリな犬と言えます。
初めて犬を飼われる方には、チワワはとてもおすすめです。
この記事が愛犬選びのご参考になりましたら幸いです。