白内障ときくと、人間の病気と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
犬の高齢化が進み、白内障を発症する犬が増加しているんです。
ある会社の調査では、9歳では40頭に1頭が白内障を発症し、その手術費用の総額は平均で約30万円との結果が出ています。
この記事では、そんな犬の白内障についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください
犬の白内障とは
犬の白内障は、犬が高齢化してくると、体内で作られる「カルノシン」という各器官の酸化現象を抑制している複合アミノ酸が減少します。
結果、水晶体の酸化が進み、白内障になります。
そのため、犬の白内障も最大の原因は高齢化と言われています。
白内障は目の水晶体が徐々に白く濁っていくのが特徴で、白濁が進むと、視力がどんどん低下し、最悪視力を失う事もある病気です。
また、犬の白内障は、老犬だけが患う病気ではありません。
稀に若い犬でも外傷や遺伝などの理由で、若年性白内障を発症することがあります。
日頃のスキンシップの中で、犬の目の変化に気づいてあげることが大切です。
白内障になりやすい犬種
白内障になりやすい犬種は、以下があげられます。
- コッカースパニエル
- ゴールデンレトリーバー
- シベリアンハスキー
- シーズー
- パグ
- ビーグル
- プードル
- ボストンテリア
- ミニチュアシュナウザー
犬の白内障の症状
白内障の症状は以下が多いとされています。
- 瞳が白くなる
- 壁や物によくぶつかる
- 物音に敏感になる
- 攻撃的になる
- 散歩に行きたがらなくなる
- じっと動かないでいることが多くなる
このような症状を以前より多くみかけるようになったら、一度お近くの獣医さんに相談してください。
犬の白内障の2つの治療方法
白内障の治療には大きくわけで2つの方法があります。
外科手術によって白く濁った水晶体を取り出し人工のレンズを埋め込む方法と、目薬による治療です。
犬の白内障治療方法 |
手術 |
目薬 |
1.手術による治療
水晶体を除去し、人工の眼内レンズを入れる手術で、犬は視力を取り戻す事が出来ます。
しかし、人間の白内障と異なり、白内障の手術が出来る医師が少ないため、医療施設が近くにない場合もあります。
また、片目で約30万円~40万円、両目の場合、約70万円~90万円の費用がかかるとされていて、飼い主さんの負担が増します。
2.目薬による治療
目薬による治療は、劇的な効果(視力回復)は報告されておらず、病気の進行の回復を遅くする程度のものだと言われていました。
しかし、最近になって、犬の白内障に新しい目薬成分「Nアセテルカルノシン」入りの目薬が販売され、多くの飼い主が期待を寄せています。
「Nアセテルカルノシン」とは合成されたアミノ酸で、これが点眼により目の中に入ると天然の「カルノシン」に変わり、水晶体の酸化を抑制し回復させます。
犬の白内障の治療薬
ここでは、犬の白内障の治療ができる商品をご紹介します。
是非、参考にご覧ください。
1.キャンC
お薬の購入は画像をクリック、またはタップしてください。
商品名|CAN-C(キャンC) |
体重 / 週齢|- |
価格|5,480円 3,999円以上の購入で送料無料! |
出典:キャンC
※2016年10月現在、ペットくすりサイト内で表示されている税込み価格を掲載しています。
おすすめのポイント
- アメリカで特許承認もされている、白内障治療薬の定番。
- キャンCは眼球の水溶液に直接入り込み、強力な酸化防止剤として働き、白内障を治療します。
- 2011年販売開始以来、口コミで広まり、ペットくすり大人気商品
特徴
- キャンCは白内障の改善効果がある一般用医薬品目薬として、欧米各国で認められています。
- 犬と猫、両方にお使い頂けます。
- ロシアのマーク・バビザエフ博士により発明され、EUでは医薬品安全規格(CEマーク)を承認されています。
成分
- Nアルファ型アセテルカルノシン
キャンCの使い方
- どの犬種にも下記の量を投与してください。
最初の6ヶ月間:両眼 1日朝夕2回 1滴点眼
次の7ヶ月目~:両眼 1日1回 1滴点眼
キャンC使用時の注意点
- 未開封の場合、気温25℃以下で保管。有効期間は製造後3年間。
- 開封後は冷蔵庫保管が理想的ですが、1ヶ月ほどであれば室温保管でも特に問題はありません。
- ピレノキシン系目薬(カタリン・カリーユニ・ニットーなど)、抗酸化剤サプリメント(ルティン製剤・ゼアキサンチン製剤・アスタキサンチン製剤など)との併用はお控えください。
- キャンCの性能が半減してしまいます。他の目薬をご使用の場合、どちらかの目薬点眼をされた後、1時間経過後に、他の目薬を点眼下さい。
2.シーナック
お薬の購入は画像をクリック、またはタップしてください。
商品名|C-NAC(シーナック) |
体重 / 週齢|- |
価格|3,458円 3,999円以上の購入で送料無料! |
出典:シーナック
※2016年10月現在、ペットくすりサイト内で表示されている価格を掲載しています。
おすすめのポイント
- 白内障治療薬キャンCと同成分のお薬です。
- 毎日の白内障予防にオススメ
特徴
- シーナックはペット(犬、猫)の眼球の水溶液に浸透し、酸化防止剤として効果的に、白内障を治療します。
- 犬と猫両方に使用できます。
成分
- Nアセチルカルノシン
シーナックの使い方
- 医師の指示に従ってどの犬種にも下記の量を投与してください。
最初の6ヶ月間:両眼 1日朝夕2回 1滴点眼
次の7ヶ月目~:両眼 1日1回 1滴点眼
シーナック使用時の注意点
- 新品の状態は先端に穴が開いておりません。
- 一度キャップを開け、プラスチックのシールを外し、キャンプをきつく閉め直して下さい。
キャップ内の突起がボトルを開封します。 - 未開封の場合には、気温25℃以下で保管が可能ですが、開封後は冷蔵庫保管が理想的です。
また1ヶ月ほどであれば室温保管でも特に問題はありません。 - 子供の近くには置かないようにしてください。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
犬の白内障の治療は、手術以外の治療方法があります。
治療費用が心配で悩まれている方も、まずはお近くの動物病院へ行き相談されてみてはいかがでしょうか。