猫を飼っている方は、「ノミ」「ダニ」の駆除予防薬として有名なフロントラインが猫用も販売されている事をご存じでしたでしょうか。
近年、人がマダニにかまれて発症する重症熱性血小板減少症候群「SFTS」による死亡者が出て騒ぎになりましたよね。
2014年に厚生労働省研究班が調査し発表した資料によると、SFTSウイルスを保有するマダニは全国に広がっているとの調査結果が出ています。
この記事では、猫の「ノミ」「ダニ」の予防駆除薬「フロントライン」をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※2016年3月6日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年12月8日に再度公開しました。
フロントラインとは
フロントラインとは、メリアルというフランスの会社が製造元で、日本ではメリアルジャパンが販売している「動物用医薬品」の「ノミ・マダニの駆除薬」です。
農林水産省の承認基準を通過した「動物用医薬品」の商品で、ペットショップ等で販売している「動物用医薬部外品」と違い、寄生中のノミだけでなく、その繁殖・再寄生を予防します。
フロントラインの種類ごとの違い
現在、猫用で販売されているフロントラインは、以下の種類があります。
種類 | 薬の名前 |
滴下 | フロントラインプラス |
滴下 | フロントラインスポットオン |
スプレー | フロントラインスプレー |
フロントラインプラス猫用
出典:ペットくすり
おすすめのポイント
- 投薬後24時間でノミの成虫を駆除、マダニも48時間で駆除できます
- 毎月1回、肩甲骨の間にお薬を垂らすだけの簡単投与
- ノミの卵の孵化、発育までブロックできます
特徴
- 効き目長持ち!ノミとマダニの駆除効果は1ヶ月。
- 妊娠中のペットや授乳期の母猫、生後8週齢からの子猫への投与試験において安全性が確認されています。
成分
- フィプロニル
- S-メトプレン
フロントラインプラス猫用の使い方
- 猫の首のうしろの毛を掻き分けて、フロントラインプラスの液を直接、皮膚の上に垂らすだけです。
- フロントラインプラスは、1回で使いきれるように小分けされているので、容量を間違えることなく簡単に投与可能。
- 投薬前に飼い猫の体重を確認してください。
フロントラインプラス猫用使用時の注意点
- 投与後48時間以降にシャンプーした場合でも製品の有効性が維持されていることを確認してるそうです。
- 内容液が皮膚に付着した場合は、まれに一過性の皮膚反応が起こることがあるので、投与が済んだら必ずよく手を洗って下さい。
- 本剤投与後、完全に乾くまでは投与部位に直接触れないこと。また、投与したことを知らない人も触れないように注意すること。特に小児が、投与した猫に触れないように注意すること。
- 衰弱、高齢、妊娠中あるいは授乳中の猫には、慎重に投与すること。
- 本剤使用後2日間はシャンプーを控えることが望ましい。
フロントラインスポットオン猫用
出典:ペットくすり
おすすめのポイント
-
- 月1回、肩甲骨の間に滴下するだけの簡単投与
- ノミ、マダニをほぼ100%しっかり駆除できます
- 12週齢以上の子猫(体重2kg以上)から使用できます
特徴
- 寄生するノミを12~18時間以内、マダニを48時間以内にほぼ100%駆除します。
- ノミのライフサイクルを遮断します。
- 12週齢以上の子猫から使用できます。
- フロントライン製品群は世界113カ国以上で愛用されている世界でNo.1の安心ブランドです。
成分
- フィプロニル
フロントラインスポットオン猫用の使い方
- 投与方法はとても簡単で、猫の首のうしろの毛を掻き分けて、フロントラインスポットオンの液を直接、皮膚の上に垂らすだけです。
- フロントラインスポットオンは、1回で使いきれるように小分けされているので、容量を間違えることなく簡単に投与可能。
- 投薬前に飼い猫の週齢を確認してください。
フロントラインスポットオン猫用使用時の注意点
- 内容液が皮膚に付着した場合は、まれに一過性の皮膚反応が起こることがあるので、投与が済んだら必ずよく手を洗って下さい。
- 本剤投与後、完全に乾くまでは投与部位に直接触れないこと。また、投与したことを知らない人も触れないように注意すること。特に小児が、投与した猫に触れないように注意すること。
- 12週齢未満の猫には、本剤を使用しないこと。
- 本剤使用前後2日間は、水浴あるいはシャンプーを行わないこと。
まとめ
最後までお読みになっていただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
子猫から使えるフロントラインは「ノミ」「マダニ」の駆除薬としておすすめです。
滴下する「フロントラインスポットオン」と「フロントラインプラス」は、滴下後のシャンプーやスキンシップに注意が必要です。
詳しくはお近くの獣医さんに相談して選択してください。