猫を飼っている方で、猫に目薬をさそうとして困ったことってありませんか。
また、初めて猫に目薬をさそうとしている飼い主さんは、逃げようとする猫に大変苦労をされたことでしょう。
目の病気になってしまった猫には目薬(点眼と軟膏)が処方されることが多いです。
この記事では目薬の種類別に、多くの飼い主さんが苦労する「猫の目薬のさし方」をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目薬のさし方と注意点
猫の目薬には、「点眼」と「軟膏」の2種類が存在します。
点眼では嫌がるけど軟膏だと平気な猫もいると思います。
それぞれメリット、デメリットがありますので、ご紹介させていただきます。
薬の種類 |
点眼 |
軟膏 |
点眼タイプのさし方
STEP.1
猫の目を傷つけたり、バイ菌が入らないように、手や指をキレイに洗いましょう。
爪が伸びているようなら必ず短く切りましょう。
STEP.2
猫を後ろから抱き、片方の手の親指と人差し指で目薬の容器をはさんで持ち、目薬がこぼれそうになるくらい容器をまず押しておきます。
STEP.3
反対の手で猫の頭を支えます。
猫の頭を後方に傾け、まぶたを開き瞬きができないようにします。
STEP.4
猫の後ろから目薬の先を眼に近づけ薬剤を眼に滴下させます。
STEP.5
薬が眼に入ったら、頭から手を離します。
猫がまばたきをすると、薬が眼の表面全体に広がります。
点眼タイプの目薬使用時の注意点
- 猫には目の中に異物が入る感覚なので、猫は嫌がります。
できる限り素早く、スムーズに終えることが大切です。 - できれば二人で行い、一人は猫を固定し、もう一人が点眼するようにしましょう。
その際に猫を固定する人は、固定しながら優しくマッサージをして猫をリラックスさせてあげましょう。
軟膏タイプのさし方
STEP.1
猫の目を傷つけたり、バイ菌が入らないように、手や指をキレイに洗いましょう。
爪が伸びているようなら必ず短く切りましょう。
STEP.2
利き手の人差し指に軟膏薬を説明書に記載の量を乗せ、後ろ側から猫の頭が動かないように押さえて、鼻先が斜め上を向くように傾けます。
STEP.3
猫の頭を押さえている側の、中指か人差し指で、猫の下瞼を下げ「STEP.2」で準備した軟膏薬を、下目蓋のふちにつけます。
STEP.4
両瞼を指で優しく数秒抑えて、はみ出た軟膏薬をティッシュで優しく取り除きます。
STEP.5
頭から手を離します。
猫がまばたきをすると、軟膏薬が眼の全体に広がります。
軟膏タイプの目薬使用時の注意
- 猫には目の中に異物が入る感覚なので、猫は嫌がります。
できる限り素早く、スムーズに終えることが大切です。 - できれば二人で行い、一人は猫を固定し、もう一人が軟膏を塗るようにしましょう。
その際に猫を固定する人は、固定しながら優しくマッサージをして猫をリラックスさせてあげましょう。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
目薬をさす時に何よりも大事なのが、猫にストレスを与えないことです。
多少いやがるのは仕方ありませんが、薬を指すときに乱暴に指してしまい薬嫌いを越えて人間嫌いになる、ということもあります。
大切な猫との生活が長く続くよう、小さなことでも気にかけてあげたいですね。