皆さんは、飼われている猫ちゃんにマイクロチップを装着してみようか考えたことはありますか?
そんなの知らないよと思われる方もいらっしゃいますが、中には「費用が高そうで踏み切れない...」「本当に必要なの?」そんな不安を抱えている方も多いかもしれません。
しかし、東日本大震災では約2,500匹のペットが迷子になり、そのうち飼い主と再会できたのはわずか17%だったという現実があります。
今回は、愛猫の「もしも」に備える投資としてのマイクロチップについて、詳しくご紹介したいと思います。
マイクロチップとは何か
愛猫の安全を守るために注目されているマイクロチップは、米粒ほどの小さな電子機器です。
この小さなチップには、愛猫固有の15桁の識別番号が記録されており、専用のリーダーで読み取ることができます。
2022年6月から、犬や猫の販売業者にマイクロチップの装着が義務化されましたが、一般の飼い主にとってはまだ任意です。
しかし、災害時の迷子や盗難などの万が一の事態を考えると、多くの飼い主さんが検討されています。
マイクロチップは一度装着すれば半永久的に機能し、GPS機能はありませんが、保護された際の身元確認に非常に有効です。
装着による猫への負担も最小限で、通常の注射と同程度の痛みしかありません。
マイクロチップ装着の基本費用
マイクロチップの装着にかかる費用は、地域や動物病院によって異なりますが、一般的な相場をご紹介します。
全国平均の費用相場
マイクロチップ装着の費用は主に以下の要素で構成されています。
項目 | 費用相場 | 備考 |
---|---|---|
マイクロチップ本体代 | 3,000円~5,000円 | チップ本体の購入費用 |
装着手技料 | 2,000円~4,000円 | 獣医師による装着作業 |
登録手数料 | 300円 | データベース登録費用 |
合計 | 5,300円~9,300円 | 一般的な総額 |
動物病院での装着
最も一般的で安心できる選択肢です。
かかりつけの獣医師に相談できるため、愛猫の健康状態を考慮した適切な対応が期待できます。
メリット
- 獣医師による安全な装着
- アフターケアが充実
- 他の健康チェックも同時に可能
費用: 5,000円~9,000円
自治体の集団装着イベント
一部の自治体では、定期的にマイクロチップの装着イベントを開催しています。
獣医師会と連携して実施されることが多く、通常より安価で装着できます。
メリット
- 費用が安い
- 複数の専門家による対応
- 同時に狂犬病予防接種なども可能
費用: 3,000円~5,000円
ペットショップでの装着
購入時に装着を依頼できる場合があります。
ただし、提携獣医師による装着となるため、事前に詳細を確認することが重要です。
費用: 4,000円~7,000円
追加でかかる可能性のある費用
マイクロチップの装着後には、いくつかの追加費用が発生する場合があります。
定期的なメンテナンス費用
マイクロチップ自体にメンテナンスは不要ですが、関連する費用をご紹介します。
年次健康診断時の確認
年に1回程度、動物病院でマイクロチップが正常に機能しているかを確認してもらうことをおすすめします。
- 確認費用:500円~1,000円
- 健康診断と同時実施で追加費用なしの場合も多い
情報変更時の手数料
引っ越しや飼い主の変更などで登録情報を変更する際に手数料がかかります。
情報変更手数料: 300円~500円
変更が必要な情報には以下があります。
- 飼い主の住所・電話番号
- 飼い主の変更
- 猫の住所変更
紛失時の再発行費用
マイクロチップ自体が体内から移動したり、読み取りができなくなったりした場合の再装着費用です。
再装着費用: 初回装着と同額(5,000円~9,000円)
ただし、このようなケースは非常に稀で、適切に装着されたマイクロチップは半永久的に機能します。
費用を抑える方法
マイクロチップの装着費用を少しでも抑えたい飼い主さんのために、いくつかの方法をご紹介します。
自治体の補助金制度
一部の自治体では、マイクロチップ装着に対する補助金制度を設けています。
補助金の例
- 装着費用の半額補助(上限3,000円)
- 定額補助(1,000円~2,000円)
- 高齢者や障害者への特別補助
お住まいの自治体のホームページや動物愛護センターで確認してみましょう。
動物病院のキャンペーン
動物病院によっては、特定の時期にマイクロチップ装着のキャンペーンを実施することがあります。
キャンペーン例
- 春の予防接種シーズンでの割引
- 複数頭飼いでの割引
- 新規患者向けの特別価格
かかりつけの動物病院に定期的に確認してみることをおすすめします。
避妊・去勢手術との同時実施
全身麻酔を使用する避妊・去勢手術の際に同時にマイクロチップを装着すると、猫への負担も軽減され、費用も抑えられる場合があります。
同時実施のメリット
- 麻酔下での装着により猫の負担軽減
- 装着費用の割引(1,000円~2,000円程度)
- 一度の来院で済む
保険適用について
ペット保険におけるマイクロチップ装着の扱いについて解説します。
一般的な保険の適用範囲
残念ながら、ほとんどのペット保険では、マイクロチップの装着費用は補償対象外となっています。
これは、マイクロチップ装着が「予防・健康管理」に分類されるためです。
保険適用外の理由
- 病気の治療ではない
- 予防的措置に該当
- 飼い主の任意による処置
一部保険での特別プラン
ただし、一部のペット保険会社では、特別プランやオプションとしてマイクロチップ装着費用を補償している場合があります。
補償内容の例
- 装着費用の70%補償
- 年間上限5,000円まで補償
- 加入時の特典として無料装着サービス
新規加入を検討されている方は、このような特典があるかどうかも比較材料の一つとして考慮してみてください。
装着のタイミングと費用計画
マイクロチップを装着する最適なタイミングと、それに合わせた費用計画をご提案します。
推奨される装着時期
マイクロチップは基本的にいつでも装着可能ですが、以下のタイミングが特におすすめです。
子猫期(生後2ヶ月以降)
- ワクチン接種と同時期
- 体重1kg以上になってから
- 獣医師による健康チェック後
避妊・去勢手術時
- 全身麻酔下での装着
- 手術費用との同時支払い
- 一度の負担で済む
成猫での新規飼育開始時
- 保護猫の受け入れ時
- 引っ越しや環境変化前
- 健康診断と同時
まとめ
マイクロチップの装着費用は5,000円~9,000円程度と、決して安い金額ではありません。
しかし、愛猫が迷子になった時の捜索費用や精神的な負担を考えると、十分に価値のある投資と言えるでしょう。
マイクロチップは一度装着すれば半永久的に機能し、月々に換算すると100円程度の投資で愛猫の安全を守ることができます。
「いつかやろう」ではなく、愛猫の安全のために今すぐ行動を起こしてみませんか?
まずは、かかりつけの動物病院に相談して、愛猫に最適な装着時期と費用を確認することから始めましょう。
お住まいの自治体の補助金制度も忘れずにチェックしてくださいね。
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