犬の病気

人間だけではない!犬の椎間板ヘルニアの症状や治療方法

2016年6月1日

犬ヘルニア

飼っている犬が、「足をひきずる」「歩き方がおかしい」「触られるのを嫌がる」このような行動やそぶりを見かけていませんか。

もしかしてその症状、犬のヘルニアかもしれません。

犬のヘルニアは、重症化すると排尿が出来なくなることもあるんです。

この記事では、「犬のヘルニア」について、症状や治療方法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

犬のヘルニアとは

犬のヘルニアとして、本記事では、椎間板ヘルニアについて記載しています。

犬のヘルニアは、背骨の関節部にあるクッションの役目をする軟骨(椎間板)が飛び出して、近くにある脊髄または周辺神経を圧迫し、損傷してしまう病気です。

犬のヘルニアには、大きく2種類あり、それぞれの原因は以下です。

種類 原因
ハンセンI型
(髄核脱出型)
椎間板内の背側の線維輪に亀裂が生じ、
そこから内部の髄核が飛び出して脊髄を圧迫
ハンセンII型
(繊維輪突出型)
加齢に伴って椎間板が変形し、線維輪が脊髄を圧迫

犬がヘルニアになる主な原因は、以下が挙げられます。

  • 激しい運動
  • 肥満
  • 加齢
  • 犬種

ヘルニアになりやすい犬種

犬のヘルニアになりやすい犬種は、以下があげられます。

  • アメリカンコッカースパニエル
  • ウェルシュコーギー
  • シーズー
  • ダックスフント
  • ビーグル
  • フレンチブルドッグ
  • ペキニーズ

犬のヘルニアの症状

犬のヘルニアの症状は、以下が挙げられます。

  • 椅子や階段などの上り下りが出来なくなる
  • 触られるのを嫌がる
  • 痛みで鳴く
  • ふらつく
  • 足をひきずる
  • 排尿が出来ない
  • 麻痺
  • 寒くもないのに震えて動こうとしない。

犬のヘルニアの主な症状は、頸部の疼痛や足を引きずるといった症状です。

「触られるのを嫌がる」「明らかに歩き方がおかしい」そんな症状をみられた際は、お近くの動物病院に連れて行って診察してもらったほうが良いでしょう。

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犬のヘルニアの治療方法

犬のヘルニアは、椎間板だけではなく、「横隔膜ヘルニア」や「鼠径ヘルニア」というものもあります。

ここでは、犬の椎間板ヘルニアの治療方法をお伝えします。

犬の椎間板ヘルニアの治療方法は「内科的治療」と「外科的治療」があります。

犬のヘルニアの内科的治療

犬のヘルニアの内科的治療は、非ステロイド系の薬や抗炎症薬の投与を行います。

散歩好きの犬ですが、安静にして運動を控えるのが重要です。

犬のヘルニアの外科的治療

犬のヘルニアの外科的治療は、原因となっている椎間板の場所を特定し手術によって摘出します。

約1週間ほどの入院を要し、リハビリをしながら徐々に回復をさせていきます。

完治しない場合には、車いすでの生活になってしまうこともあります。

犬のヘルニアの手術費用

犬のヘルニアは、飛び出した髄核を手術で摘出します。

ヘルニアの進行具合によってグレード分けされ、治療期間も長くなり、結果、高額な手術費用がかかる場合があります。

ここでは、手術にかかるいろいろな費用についてお伝えいたします。

診療項目 金額
初診料 500円~2,000円
再診料 500円~1,000円
レントゲン検査 4,000円~
MRI検査 50,000円~100,000円
CT検査 30,000円~
血液検査 4,000円~6,000円
全身麻酔 10,000円~
各種注射 1,000円~4,000円
手術費用 100,000円~
入院費(1日) 小型犬 2,500円~3,000円
中型犬 3,000円~4,000円
大型犬 3,500円~5,000円
総支払金額 約200,000円~

ペットの保険について

犬や猫には公的な医療保険はありません。

一緒に生活しているペットも私たちと同じように、病気にかかったりケガをします。

治療費は高額になる場合もあり、長期治療が必要になることもあるでしょう。

そんな時に、大切なペットの病気やケガに備えるのが「ペット保険」です。

「ペット保険」に加入することで、飼い主さんの金銭的な不安を解消できますので、金銭面で通院を悩む機会も減少するのではないでしょうか。

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まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。

犬のヘルニアの初期症状は、抱っこした時に痛がって鳴いたりするそうです。

このような、いつもと違う些細なサインを見逃さないことがとても大切です。

「いつもと何か違うな?」「少し様子がおかしいな?」と思ったらすぐに動物病院に連れて行って診察してもらいましょう。

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