最近飼っている犬が、「散歩や運動を嫌がる」「食欲がなくなった」「身震いすることが多い」「嘔吐や下痢をする回数が増えた」こんな症状を見かけることが多くなってきてませんか。
もしかしたらその症状、犬のアジソン病かもしれません。
この記事では、初めて知る飼い主さんも方も多い「犬のアジソン病」について、症状と治療方法ご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
犬のアジソン病とは
アジソン病(副腎皮質機能低下症)は、副腎皮質が産生と分泌をする「ホルモン」が減少することで発症する病気です。
その原因は、主に以下とされています。
- 手術での副腎摘出
- 出血や腫瘍などがで、副腎から分泌されるホルモン量の減少
- 強いストレス
アジソン病の発症年齢は、約70%が若齢から中年で、特にメス犬の発症が多いのが特徴と言われています。
犬のアジソン病になりやすい犬種
アジソン病になりやすい犬種は、以下があげられます。
- ウェストハイランドホワイトテリア
- グレートデン
- コリー
- スタンダードプードル
- ソフトコーテドウィートンテリア
- ビーグル
- ポーチュギーズウォータードッグ
- ロットワイラー
犬のアジソン病の2つの症状
犬のアジソン病には、慢性型と急性型(副腎クリーゼ)があります。
急性型(副腎クリーゼ)は、アジソン病を患っている犬が、大きなストレスを受けた際に発症するとされているます。
命に関わるので、アジソン病を患っている犬がこの症状をみせた際は一刻でも早く早急な治療のため、動物病院へ行ってください。
「慢性型」と「急性型」の主な症状は以下とされています。
1.慢性型の症状
- 元気がなくなる
- 下痢
- 嘔吐
- 体重減少
- 身震い
- 水をたくさん飲む
- 運動をいやがる
- 尿の回数や量が増える
2.急性型の症状
- 突然の脱力
- 微熱
- 呼吸困難
- 意識障害
犬のアジソン病の治療方法
犬のアジソン病の治療は「慢性型」か「急性型」で大きく2パターンあります。
ここでは、犬のアジソン病治療方法と、治療薬をご紹介しています。
犬のアジソン病の治療法 |
慢性型 |
急性型 |
犬のアジソン病の治療薬 |
フロリコット |
治療と薬の使用についてはお近くの動物病院で必ず相談をしてください。
犬のアジソン病-慢性型の治療
犬のアジソン病は減少している「副腎皮質から分泌されるホルモン」を補うために、薬を投薬し続けることで症状を抑えることができます。
また、急性型(副腎クリーゼ)を発症しないためにも、「継続した投薬」と「ストレスがないような環境」で療養させてあげましょう。
犬のアジソン病を完治させるには、ホルモンを分泌する「副腎」の機能を取り戻さない限り完治したとはいえません。
そのため、一生涯の投薬治療が必要になります。
犬のアジソン病-急性型の治療
治療方法は「コルチコイドの一種」静脈内へ投与です。
急性型(副腎クリーゼ)を発症した際は、個人での治療は無理ですので、速やかに近くの動物病院へ連れて行ってください。
動物病院では、ショック症状や意識障害等の治療のため、緊急治療が必要となるので、入院が必要となる場合があります。
フロリコット
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商品名|フロリコット 100mcg |
体重 / 週齢|- |
価格|6,180円 3,999円以上の購入で 送料無料 |
出典:フロリコット
※2016年10月現在、ペットくすりサイト内で表示されている価格を掲載しています。
おすすめのポイント
- 主成分のフルドロコルチゾンはアジソン病の治療に使用されます。
- 犬、猫両方にお使いいただけます。
特徴
- 副腎皮質機能低下症としてよく知られている病気のお薬、フロリネフのジェネリック医薬品です。
- アジソン病の治療薬は毎日の使用が通常です。
- 酢酸フルドロコルチゾンは合成ホルモンで、小動物での鉱質コルチコイドの欠乏の治療に使われます。
成分
- 酢酸フルドロコルチゾン
フロリコットの使い方
- アジソン病の治療薬は毎日の使用が通常です。
体重により、あるいは治療の経過により使用量は異なりますが、1~4錠使用します。
フロリコット使用時の注意点
- 猫には体重にもよりますが、0.1mg(1錠)を毎日使用します。
- 一般的には処方された使用法を守っていれば、安全で効果的なものです。
- フルドロコルチゾンは過敏やアレルギーがこの薬に対してある動物には使用できません。
- 投薬についてはご利用前に獣医さんに必ずご相談下さい。
まとめ
最後までお読みになっていただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
犬のアジソン病は、これといった確定症状がないため、犬の様子がおかしいと思った時には、近くの動物病院で診察を受けるようにしてください。
また、犬のアジソン病は、完治が難しい病気ですが、投薬治療で普通の生活を送っている犬も沢山います。
日々の犬の変化を敏感に感じ取り、早期に発見したいですね。
薬の使用については、必ずお近くの獣医さんに相談してください。