はじめまして、この記事にインターネット検索から訪れた方は、「マルチーズ」をこれから飼おうか悩まれていて、複数のページを閲覧されたのではないでしょうか?
この記事では、「マルチーズとは」「基本データ」「飼い方」「かかりやすい病気やケガ」をご紹介しています。
既に知っている情報もあるかもしれませんが、この記事が、マルチーズを飼われようとされている皆さまの参考になりましたら幸いです。
マルチーズとは
マルチーズの歴史
マルチーズの起源は、とても古いと言われておりますが定かではなく、諸説あります。
- フェニキア商人がイタリアのマルタ島に持ち込んだアジア産の小型犬
- スイス近郊に生息していたスピッツタイプの犬
マルチーズは、貿易商人達のペットとして可愛がられ、世界各国に同行することになり、その各土地で交配をすることとなります。
エジプトでは、黄金の食器で食事を与えていたという記録が残っているほど王家貴族の人々に可愛がられたそうです。
1813年以降になるとマルタ島がイギリス領土となり、犬好きであったイギリス王室ビクトリア女王も、マルチーズを愛玩犬として可愛がっていました。
その後、アメリカにも渡り、1888年、マルチーズは、アメリカンケネルクラブ(American Kennel Club)に登録され、世界だけではなく日本でも人気の犬種として、現在に至っています。
基本データ
表記 / 原産国 / 名前の由来
説明 | |
日本語表記 | マルチーズ |
英語表記 | Maltese |
原産国 | ドイツ |
名前の由来 | 地中海の島「マルタ島」から |
体重 / 体高
性別 | 雄(オス) | 雌(メス) |
体重 | 約2.5kg ~ 4.0kg | 約2.5kg ~ 4.0kg |
体高 | 21cm ~ 25cm | 20cm ~ 23cm |
平均寿命 / 性格 / 運動量
説明 | |
平均寿命 | 12 ~ 15歳 |
性格 | 穏やか、人なつっこい、活発 |
運動量 | 少なめ |
毛質 / 毛色 / 耳の形
説明 | |
毛質 | 柔らかな絹糸状の毛 |
毛色 | ホワイト |
耳の形 | 垂れ耳 |
飼い方の注意点 / お手入れの仕方
飼い方の注意点
マルチーズは、室内の運動だけで十分ですが、時間があるときに散歩に連れて行ってあげるとストレス解消に良いでしょう。
マルチーズは、冬は比較的強いと言われていますが、反面、夏場は苦手です。
季節によって温度調節をしっかりとしてあげることが大切です。
警戒心が強く、知らない人に良く吠えてしまう犬ですので、無駄吠えのしつけを行うと良いでしょう。
お手入れの仕方
マルチーズは、長い被毛のため、お手入れはこまめに行うことが大切になります。
ブラッシングは1日1回~2回程度、シャンプーは1週間に1回程度、行うと良いでしょう。
普段のブラッシングは、2日に1回程度、シャンプーは、1ヶ月に1回程度で十分です。
かかりやすい病気やケガ
ホワイトシェイカードッグ症
ホワイトシェイカードッグ症(ほわいとしぇいかーどっぐしょう)は、白い毛をした小型犬に多く見られる病気です。
5ヶ月〜3歳ぐらいの時期に突然発症し、全身に震えが起こります。
膝蓋骨脱臼
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)は、ひざの関節の皿が正常な位置からずれ、足を痛がる、足をかばう、引きずるなどの症状が現れる病気です。
フローリング等の硬くて滑りやすい場所には、絨毯やマット等を敷いて、膝に負担をかけないことが大切です。
低血糖症
低血糖症(ていけっとうしょう)は、血糖値が著しく低下し、細胞に栄養が送れない状態を言います。
食欲不振や意識を失ったりと症状があらわれた場合は、すぐに動物病院へ行くことをおすすめいたします。
流涙症
流涙症(りゅうるいしょう)は、眼から涙が大量にあふれてしまう病気です。
目の周りが茶色く変色や炎症を起こしている場合は注意したほうが良いでしょう。
僧帽弁閉鎖不全症
僧帽弁閉鎖不全症(そうぼうべんへいさふぜんしょう)は、心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁という弁の異常で、犬の心臓病では最も多いと言われています。
肺に水が溜まってしまう、肺水腫を引き起こす場合もありますので、注意しましょう。
白内障
白内障(はくないしょう)は、目の水晶体が白くにごって網膜に光が届かなくなることにより、視力が低下する病気です。
歩き方がぎこちなくなる、物にぶつかるようになる、階段などの段差につまづくようになる、このような症状が見られたら注意が必要です。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
マルチーズは、CMにも起用されるなど、ふわふわで愛くるしい顔が特徴的な犬です。
外でも遊ぶことが大好きな犬ですので、一緒に遊びたい方にはピッタリな犬と言えます。
この記事が愛犬選びのご参考になりましたら幸いです。