飼われている猫ちゃんは、今、いくつかご存知ですか?
- 遊びたがらない
- 歩き方がおかしい
- 動きがにぶい
など、おかしな行動や変化が見られると、「年なんだろうな」と簡単に思ってはいけません。
猫には「関節炎」と言う病気があります。
ここでは、「猫の関節炎」について、症状や治療方法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
※2016年7月5日に公開した記事ですが、リライト記事に必要な文言等を追記、その他の部分も修正して2017年9月28日に再度公開しました。
猫の関節炎とは
猫の関節炎とは、変形性関節症とも言われ、関節の軟骨が炎症を起こしている状態のことです。
軟骨は関節の滑らかな動きに関係し、年齢とともにすり減っていき変形します。
関節の動きが悪くなると、当然、痛みを感じるようになり、動きがにぶくなります。
また、5~10歳の猫ちゃんでは約7割、11歳以上では約9割が関節炎になるとも言われていますので、注意が必要です。
猫の関節炎は、基本的にはどの部位でも起こり得ますが、体重を支える「前足の関節」、「後足の膝関節・股関節」などで発症例が多いと言われています。
猫が関節炎になってしまう主な原因は、以下があげられます。
肥満
運動のしすぎ
外傷(捻挫や骨折等)
先天性
猫の関節炎は、若い猫にも発症する場合がありますので、適正な体重を維持し、関節にかかる負担を軽くすることが大切です。
関節炎になりやすい猫種
関節炎になりやすい猫種は、以下があげられます。
猫の関節炎の症状
猫は、足を引きずるようなしぐさや痛みに対して、割と隠す習性があります。
さらに、普段は寝ていることが多いと思いますので、飼い主の方は注意して見るようにしましょう。
もし、以下の症状に複数当てはまるようであれば、一度お近くの動物病院に連れて行って診察してもらったほうがも良いかもしれません。
猫の関節炎の症状は、主に以下が多いとされています。
足を引きずる
階段などの段差を登りたがらない
遊びたがらなくなった
走ったり飛び跳ねたりしなくなった
体に触られるのを嫌がる
元気がない
猫の関節炎の治療方法
猫の関節炎は、慢性的に症状が進行していき、変形した関節を元に戻すことは困難です。
一般的には、消炎鎮痛薬など投薬による痛みの緩和をする対症療法になります。
また、痛みの緩和を補助する、グルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントの投与もあります。
ここでは、消炎鎮痛薬とサプリメントについてご紹介いたします。
薬の使用については、必ずお近くの獣医さんに相談するようお願いいたします。
オンシオール
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商品名|オンシオール 6mg |
内容量|30錠 |
価格|2,463円 送料無料! |
出典:オンシオール6mg猫用
※価格は変動しておりますのでご了承ください。
特徴
- 猫用のコキシブ系消炎鎮痛剤です。
- 運動器疾患に伴う急性の疼痛及び炎症を緩和します。
- 成分のロベナコキシブは、非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs)に属します。
成分
- ロベナコキシブ
オンシオールの使い方
- 空腹時もしくは少量のごはんと一緒に与えてください。
- 急性筋骨格障害治療薬として使用する場合は、体重により変動します。
2.5kg以上6kg未満:1錠
6kg以上12㎏未満:2錠
オンシオール使用時の注意点
- 消化管潰瘍のある動物へは使用しないでください。
- ステロイド剤やほかのNSAIDsとの併用はおやめください。
- 体重2.5kg未満・週齢4週未満、妊娠中、授乳中の母猫への使用は、安全性の確立がされていません。
- 目に刺激を与える可能性があります。錠剤に触れたしまった場合、手で目に触れないようにしてください。
グリコフレックスプラス猫用
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商品名|グリコフレックスプラス猫用 |
内容量|30チュアブル錠 |
価格|1,875円 送料無料! |
出典:グリコフレックスプラス猫用
※価格は変動しておりますのでご了承ください。
特徴
- グリコフレックスプラス猫用は、関節に有用な成分を豊富に配合した猫の関節サポートを目的としたサプリメントです。
- NASC(全米動物サプリメント協議会)認定の高品質ペット用サプリメントシリーズです。
成分
- グルコサミン
- コンドロイチン
- MSM(メチルサルフォニルメタン)
グリコフレックスプラス猫用の使い方
- 初めてサプリメントを与える場合(4~6週間)
体重約4kgにつき、1日2粒を目安に与えてください。 - 4~6週間経過後
体重約4kgにつき、1日1粒を目安に与えてください。 - 1日に1粒以上与える場合は、午前と午後に分けて与えてください。
グリコフレックスプラス猫用使用時の注意点
- 猫にのみ使用してください。
- 妊娠中や授乳中の猫への安全性は認めらていません。
- 過剰に与えてしまった際は、直ちに獣医師の診察を受けさせてください。
- 症状が悪くなったり、改善が見られない場合は、与えるのを止め、かかりつけの動物病院へご相談ください。
- 子供の手の届かないところに保管してください。
猫の関節炎の治療費
おそらくほとんどの飼い主さんが、家の猫が関節炎であることは分からないでしょう。
何か普段とは違う違和感を感じた時に、初めて何かに気付くこともあると思います。
猫の関節炎を動物病院で診察してもらった場合の費用を知っておくのも必要でしょう。
しかし、動物病院の診療料金は、病院によってバラバラです。
ここでは、猫が関節炎になった場合の平均的な治療費をご紹介いたします。
診療項目 | 金額 | |
初診料 | 500円~2,000円 | |
再診料 | 500円~ | |
血液検査料 | 5,000円~ | |
レントゲン料(1枚) | 2,500円~ | |
処置料 | 1,000円~ | |
抗生剤等 | 600円~ | |
総支払金額 | 約10,100円~ |
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
猫の関節炎は、猫の習性で気づきにくいですが、必ず、痛みから変化が見られます。
それまで元気に走ったり飛び跳ねたりしていたのに、触られるのを急に嫌がるなど、いつもと違う素振を見せたら、すぐにお近くの動物病院へ行き診察を受けてください。